【感想・ネタバレ】アンデッドガール・マーダーファルス 2のレビュー

あらすじ

一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。警備を依頼されたのは"鳥籠使い"一行と、世界一の探偵シャーロック・ホームズ! さらには保険機構の用心棒に、鴉夜たちが追う"教授"一派も動きだし……。怪物だらけの宝石争奪戦を制し最後に笑うのは誰か? 加速する笑劇、五つ巴の第二幕!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2巻も面白すぎてだめだった……。わたしはすでに既存であるのものに脚色を加えて、どう持っていくかみたいなところも面白さの基準にしてるんだと思うけど、2巻にしてすでにオールスターみたいになってる。シャーロックホームズ、ルパン、オペラ座の怪人に加えて、切り裂きジャックまで登場するとは思わん。この創作である名探偵や怪盗に、現実の殺人鬼をぶちこむの勘弁してよ、おもしろ。一体何。
そんな最強の矛盾対決みたいな。
こんな濃いメンツばっかなのに、津軽もあやさんもちゃんとキャラ立ちしてるのがすごいよ。
それと同時に、これが創作のキャラで、東洋の怪物で西洋のモンスターで、一応現実にいた殺人鬼みたいに分かるような知識が自分にあってよかった。多分からない人より3倍くらいは面白い。別にそこまでミステリーを読んでるわけじゃないけど、金田一とコナンは偉大だなぁ。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の好きな展開になって参りました。有名キャラ大集合じゃん。オペラ座の怪人さんまで!
鴉夜が博物館に着いた時、私に酸素はいらないと話していたのがまさかこう使われるとは。
ところで表紙の静句さんは実際の服装とかけ離れているけど作者さんは本当に良かったの?

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2023年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こーゆーごった煮大好物です。

ホームズもモリアーティもルパンもジャック•ザ•リッパーも。結構濃いメンツだけど、みんないい感じにキャラ立ってるし、活きてるし、ごった煮あるあるのみんな豪華すぎて活かされてない、がなくてよかった。

続きも楽しみ!

2022.8.7
107

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半はホームズと推理対決
敵はルパン

後半はオールスターキャストによる大乱闘
どこに誰がいるのかちょっと混乱

舞台は次へと

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2023年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

○ 総合評価
 シリーズ2作目だが、1作目とはかなり雰囲気が異なっている。1作目は本格ミステリテイストの作品だったが、2作目は本格ミステリ的な要素は影を潜め、冒険小説的なエンターテインメント作品になっている。
 アルセーヌ・ルパンと、ルパンが率いる「ファントム」──すなわちオペラ座の怪人チーム──が、80日間世界一周を成し遂げた男フィリアス・フォッグが所有している「最後から2番目の夜」というダイヤを盗むと予告する。
 フォッグはダイヤを守るため、シャーロック・ホームズと輪堂鴉夜を探偵として雇う。さらに、保険機構ロイズの諮問警備部からエージェントが派遣される。
 そして、モリアーティ教授が率いる「夜宴」のメンバーも、人狼を探し出す鍵である「最後から2番目の夜」を巡る争いに参加する。ルパン、ホームズ、輪堂鴉夜、ロイズ、夜宴──5つ巴の勢力による「最後から2番目の夜」を巡る争奪戦。かなり良質なエンターテインメントに仕上がっている。
 物語は前半の「怪盗と探偵」、後半の「夜宴」に分かれている。前半は、タイトルどおりルパンとシャーロック・ホームズの知恵比べがメイン。真打津軽とルパンの小競り合いもあるが、基本的にはルパン対ホームズ。そしてこの対決は、本家「ルパン対ホームズ」のように、ホームズがルパンの噛ませ犬っぽい立ち位置になっている。ホームズは「最後から2番目の夜」が入った金庫を守るため、そのダイヤがある部屋の鍵を破壊。これがルパンの策略で、ルパンは水責めを仕掛けてくる。結果、ルパンはホームズを出し抜き、「最後から2番目の夜」を盗み出す。
 そこから物語は、ミステリから格闘・闘争シーンに転換。「夜宴」のメンバーがフォッグ邸に突入したところから後半に突入する。
 ロイズの第5エージェントであるレイノルド対ルパン対真打津軽の三つ巴。ロイズの第7エージェント、ファティマ・ダブルダーツはファントムを追う。ホームズと輪堂鴉夜はアレイスターと遭遇。吸血鬼のカーミラと馳井静句が対峙する。
 モリアーティとヴィクターがアレイスターと合流し、モリアーティとホームズ、輪堂鴉夜が出会う。
 レイノルド、ルパン、津軽がいた場所には、ファントムとファティマが現れ、さらに切り裂きジャックも登場。切り裂きジャックはあっという間にファティマを殺害し、レイノルドも瀕死の状態になる。
 切り裂きジャックと真打津軽の戦い。切り裂きジャックが圧倒的優位に立つが、津軽は「最後から2番目の夜」を切り裂きジャックから奪うことに成功する。
 ルパンは「最後から2番目の夜」を奪うために、堀の水を地下に流していた。これは逃走路を確保するためでもあり、その逃走路から夜宴のメンバーも逃亡する。
 最後にホームズと輪堂鴉夜は、紫外線を利用し、「最後から2番目の夜」に隠された暗号の謎を解き、人狼の居場所が「牙の森」であることを突き止める。夜宴もその情報を得ており、次の話は人狼を巡る争いになりそうだ。
 キャラクターが生き生きと描かれており、話の筋も非常に秀逸。青崎有吾は本格ミステリも見事だが、漫画の原作を真剣に手がけたらとんでもない傑作ができるかもしれない。最後まで非常にワクワクして読むことができた。
 シャーロック・ホームズ、ルパン、ロイズ、夜宴、そして輪堂一味が人狼を巡って争う次の展開にも大きく期待したい。途中で盛り上がりすぎて尻すぼみになる可能性もあるが、最後まで盛り上がれば大傑作になるだろう。
 この段階での評価は★4で。十分に楽しむことができた。

○ サプライズ ☆☆☆☆☆
 エンターテインメント性は高いが、特にサプライズ要素はない。

○ 熱中度 ★★★★★
 話のスピード感があり、最後まで盛り上がる。登場人物が生き生きと描かれており、ルパン対ホームズ、ホームズと輪堂の絡み、ルパン対津軽、静句対カーミラ、切り裂きジャックの登場、モリアーティとホームズ・輪堂の再会など、最後まで一気に楽しめる。★5をつけられる。

○ インパクト ★★★☆☆
 文句なしに面白い。ただ、突出したインパクトはない。

○ キャラクター ★★★★★
 シャーロック・ホームズもルパンも、すでにしっかりしたキャラクターができており、素直にそれを踏襲している(ルパンはややルパン三世っぽい気もする)。
 ロイズのメンバーや夜宴のメンバーもきちんと描き分けられており、輪堂、津軽、静句も『アンデッドガール・マーダーファルス1』ですでにしっかりと描かれている。キャラクターの魅力は十分。★5で。

○ 読後感 ★★★☆☆
 起承転結でいえば「承」。その「承」でここまで面白いとは……。これがさらに盛り上がっていけば傑作になると思うが、ここがピークの可能性もあるかもしれない。
 この段階での読後感は、良くも悪くもないので★3で。

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2020年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロンドン編に入って。ホームズ対ルパン、ロイズの二人、教授たち、さらに鳥籠使い一行と。なんと五陣営が競いあう込み入った展開に。

前半のミステリパートと、後半のバトルパート、それぞれに魅力があってよかったです。面白くなってきた。

バトルシーンが充実した代償として、キャラの内面の書き込みが少なくて、このシリーズ、誰が主人公なのか、いまいちわからないのが、気になるところ。いちおう。津軽が主人公でいいのかな?心理描写があまり無いから、どのキャラも等しく俯瞰で見ている感じがする。

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2023年06月04日

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