あらすじ
1993年、協立銀行虎ノ門支店副支店長の竹中治夫は総務部主任調査役へ、突然移動することになる。平凡なサラリーマン人生を歩んできた竹中に命じられたのは、総会屋対策の「渉外担当」だった。最初の特命はなんとワンマン会長の娘の不倫トラブル隠しだという。バブル経済崩壊後の欲望渦巻く銀行のなかで、男は孤独と葛藤に揺れながら、生き残りを賭ける。時代や人に翻弄されながらも、働くことに身をささげる――
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匿名
重厚
小説をそのままマンガにしたような重厚な作りです。
主人公は総会やなどの総務の渉外担当。
こういう世界もあるんだなと勉強になりました。
感想 銀行渉外担当 竹中治夫
庶民である自分には、縁も所縁も無い世界のお話です。
バブル、銀行、総会屋、不正融資、大蔵省。それらを股にかけて描かれるスーパー銀行マンの活躍がSF的にも思えました。
認識のみの知らない世界って、空想と同じだと思いませんか?
ただ、漫画の評価は事実云々よりも読み応えです。
面白さが大切だと思います。それらは満足のレベルでした。
原作も秀逸です。