あらすじ
三人悪のてつし、椎名、リョーチンといえば上院町で知らぬ者はないワルガキども。三人が唯一恐れるのは通称「地獄堂」のおやじだ。ある日彼らは、幽霊が出ると噂の池の傍で人骨を発見してしまう。おやじから授かった不思議な呪札と呪文で、三人悪は異世界の扉を開くことに。「妖アパ」「大江戸妖怪かわら版」に続く、香月日輪伝説のシリーズ、ついに文庫化!
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Posted by ブクログ
現役(小学生)で読んでた頃とは違う視点で楽しめた。児童書なのに取り扱っているテーマはこんなに重たいものだったのか!という発見があって面白かったです。
自分らしく心身ともに健やかに活躍する三人悪がとてもかっこよかった。
そしてそんな3人を見守る周囲の大人も素敵だな、と思った。特に竜也兄すごい。「幽霊なんか」って馬鹿にすることも否定することもなく、受入れ、一歩引いて見守る姿に自分もこうありたいなと思いました(アラサーです)。
Posted by ブクログ
ああ、面白かった!
やっぱっり、香月さんの作品ははずれがない。
少年3人が、個性豊かで、とてもいい子。
やんちゃなガキ大将タイプのてつしに、可愛い系おちびさんのリョーチン、美形で頭脳明晰な椎名。
地獄堂の店主とふとしたことからかかわりをもち、不思議な出来事に遭遇する。
そういう出来事への対応が、子どもながらあっぱれ。
お巡りさんであるミッタンや、てつしたちの親など、周囲の大人も好き。
シリーズの続きを読むのが楽しみでたまらない。
Posted by ブクログ
アニメになってる?元は児童書?? う~~ん知らんかった!! 主人公が悪ガキ三人組だからと言えばそうだけど、それぞれの話は充分大人向けだと思う。三人組のワクワク感に浸りきることは出来なかったのは私がおばさんだからか?児童と呼ばれる年齢の時に出会ってみたかった。
Posted by ブクログ
香月作品は数作品読んでいるのですが、
小学生が主人公なのに読もうと思ったのは、やはり
香月作品だったからです。
子供向け作品だったのを、リニュした作品なら大丈夫と
思った通り、面白かったです。
ひょんな事から、地獄堂に出入りするようになった三人悪は
おやじから教えられる本格的な「呪」によって
三人それぞれが心に持つ勇気や優しさや知恵を活かした
呪札と呪文で、怪異に立ち向かっていく。
Posted by ブクログ
小学生3人組が、おばけや幽霊の事件を解決していく話。児童書らしく、清々しい主人公たちの活躍に続きが気になる。
しかし、解決する事件の背景が男女間の裏切りだったり、大人の汚い部分も誤魔化すことなく書かれており、児童書か?と思うデビュー作から隠すことなく、良いことも悪いことも書いてたんだなあ。
こういうところが大好きです。
Posted by ブクログ
そもそも地獄堂のおやじが小学生を怪異を払う霊媒師みたいなのに仕立て上げたのかがわからないのでなぜ…??ってなってた 小学生にやらせる仕事じゃなくない?