【感想・ネタバレ】新装版 戦雲の夢のレビュー

あらすじ

土佐22万石の領主・長曾我部盛親は、関ケ原の戦いで西軍にくみしたため一介の牢人の身に落ちた。謫居の地を京都に定められた盛親は、再起への野望を密かに育み、旧臣5千人とともに大坂夏ノ陣に立ち上がったが……。大きな器量を持ちながら、乱世の流れに乗れなかった悲運の武将を鮮やかに描く傑作!

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ネタバレ

【メモ】長曾我部盛親(元親の四男、世子)・関が原で東軍・京で蟄居・大阪夏の陣、冬の陣に東軍・短編だが秀作

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2011年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長宗我部盛親の物語。

関ケ原では当初東軍に味方する予定も、使者が西軍の関所だったかな?を通ることができず、
結局西軍に味方することになります。

で、所領を没収されて一介の牢人になるわけですが、
父元親と似て内省的な性格でとにかく自問自答が多い。
「自分はそもそも大名に向いていなかったのではないか?」とか、
林豪という坊さんに色々言われて、また考えます。

それで夏の陣で大坂方に立ち、最後死力をつくして戦うことができ、物語は終わりました・・・

これといった出来事がすくなく盛親の自問自答がメインなので、盛り上がりには欠けますね。
読むなら「夏草の賦」に続けてがいいでしょうね。
なんだかうまく書けませんが・・・

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

四国で名を馳せた戦国大名、長曾我部家が物語の主人公。
親が築いた22万石という大きな勢力を引き継ぐものの自身の判断の誤りによって、それらを全て失い、武士としてまた頭領としての自分を模索する。

「虎狼のごとき欲というのは、学んで持てるものではない。人に生まれついたものじゃ。元親どのにはそれがあったが、右衛門太郎どのは、惜しくも骨柄を受け継いだのみで、虎狼の欲を受け継がなんだ。骨柄と才覚があって欲の薄い者は、天下の大事を乗りきれまい」

生まれもったときに持つ者と持たざるべき者の差が運命を左右したといえるのではないだろうか。

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2013年09月12日

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