【感想・ネタバレ】ぬけまいるのレビュー

あらすじ

一膳飯屋の娘・お以乃。御家人の妻・お志花。小間物屋の女主人・お蝶。若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれ、界隈で知らぬ者の無かった江戸娘三人組も早や三十路前。それぞれに事情と鬱屈を抱えた三人は、突如、仕事も家庭も放り出し、お伊勢詣りに繰り出した。てんやわんやの、まかて版東海道中膝栗毛!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

お以乃、お志花、お蝶3人が
最初は欠点ばかり目につき、バラバラ状態なのに
欠点は美点、短所は長所、3人集まればなんとか
痛快で、やさしくて、楽しく、あたたかい
伊勢へのお参りの道すがらを一緒に旅した気分
とっても面白かった~

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2014年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幼馴染のおてんばだった以乃志花蝶の3人が十五年後のある日突然にそれぞれに自身の問題を隠し抱えながらお伊勢さんの抜け詣りに出発するその道中の物語。お以乃がその道中で出会い慕わしく思うようになる長五郎の正体が最後に博徒で売り出し中の清水次郎長であると知り、溢れ出る恋慕の気持ちを抑えて江戸へ戻る決意が切ない。でも名前がおちょうじゃないから次郎長の妻にはならないと初めからわかってしまっていたのだけれどww

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2016年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そうか、お伊勢参りを題材にしたら、時代物のロードノベルがかけるんや。と、まずは目から鱗。こういう格好の題材の小説に巡り合ってこない俺って、選択眼がまだまだやなぁ。

女性同士の「ゆとりっぷ」小説に江戸時代という設定は違和感があると思う。現代を舞台にした方が、ドタバタする自由度も、登場人物たちが抱えるうっ憤も、もっとこなれて扱いやすいように思うのだが。

なんだか、薄っぺらいコメディ度合いが、いくよくるよ師匠を主人公にして作った30年前の新喜劇的な味わいだと思った。かといって時代設定をイマにしても、日曜夕方にやってる低予算バラエティみたいになるだろうし…。なんの予定もなく流れてしまった週末を惜しみつつ、怠惰な時間を無駄に漂う日曜の午後。

そうか、この小説はそういう風に楽しむ小説なんや!読み終わって気付いた次第。

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2016年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2015/12/9
これもおもしろかった。
にわかにまかてさんブーム。
お以乃の恋は成就してもよかったんだけど。
江戸に帰れる人で。
あっちこっちでたくましく稼ぐ3人が好きだ。
ごろちゃんに「逃げろっ」と言われて「やなこったっ」って返すとこも好き。
『すかたん』のときも思ったけど妙に映像化を考えてしまうお話だなー
お蝶が石原さとみってのは私の中で決まったけど後はどうしましょう。
お以乃が難しい。
お志花は松下奈緒にしよう。
お以乃…ガッキーが好きだからもうガッキーで。よし。
ちなみに『すかたん』は東出昌大と井上真央ちゃんと決めました。
映画化してくれんかな。

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2015年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

娘時代は馬喰町の猪鹿蝶と呼ばれた一膳飯屋のお以乃、武家の嫁のお志花、小間物屋のお蝶ももうアラサー(三十路)。家庭のゴタゴタや恋愛のドロドロを振り捨てて3人で伊勢参りに出かける。その道中の笑いあり、しんみりありの物語。
博打に強いお以乃が人生をかけた勝負
芯が強く頑固で一途なお志花の初恋
商売とイケメンに目がないお蝶の取引
3者3様のキャラクターが際立っている

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2018年10月23日

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