【感想・ネタバレ】三国志(7)死生の巻のレビュー

あらすじ

児童向け「三国志」の決定版!魏の曹操と密約を結んでいた呉の孫権に荊州をおそわれ、関羽を失った劉備軍。悲しみにくれ、関羽の復讐を優先させようとする劉備に、孔明は冷静な作戦を伝えようとするが……。追いこまれた蜀は、もう一度勢いを取りもどせるのか!?魏・呉・蜀の三国の戦いも、いよいよクライマックスへ!壮大な長編歴史ロマン、怒濤の完結編!

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Posted by ブクログ

最終巻です。孫権が自分の身かわいさに、劉備の怒りをそらそうと関羽の首が曹操に届けられ、曹操は手厚く葬り。孫権卑怯だ。戦はそんなもんですが。三国志は裏切りの物語でもあるね。
曹操は病で最期をむかえ、張飛は味方にあっさり殺され、皇帝となった劉備も義兄弟達の仇を討ったあと、この世をさり。
そして孔明による「出師の表」がだされる。魏をたおそうとする孔明。のちに孔明の意思を受け継ぐ姜維の登場。

大軍がおしよせてきたが、こちらには文官のみで兵も大将がいない。城の上で琴を弾いて敵を追い返す「空城の計」
こんなことができるなんて、孔明だからこそなんでしょうね。
そして、「泣いて馬謖を斬る」
秋風五丈原「死せる孔明生ける仲達を走らす」へと続き物語は終わる。

この作家の描く三国志は、読みやすくて良いです。新書サイズなので鞄に入れて持ち歩いても重たくないし。

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2012年09月15日

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