あらすじ
統計を基に選手やチームを評価するセイバーメトリクスは、もはや野球界の常識となった。だが、マネーボールでそのさきがけとなったオークランド・アスレチックスは以後、一度もワールドシリーズへ進出できていない。データ分析が当たり前となった今、世界のトップたちはどのように周りと差をつけているのか? ダルビッシュ有選手を筆頭に多くのプロや専門家から支持を集める独学の素人が、球界の最先端トレンドを明らかにする。
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Posted by ブクログ
読み飛ばしてる章もあるが、第6章監督・采配論、第7章球団経営・補強論、第8章野球文化論が面白い
ゼロヒャクではない、8割の力感
長打中心打線の方が得点の分散が小さい
などが印象に残っている
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 野球を再定義する
第2章 ピッチング編(前編~投球術編)
第3章 ピッチング編(後編~変化球編)
第4章 バッティング編
第5章 キャッチャー論
第6章 監督・采配編
第7章 球団経営・補強論
第8章 野球文化論
<内容>
タイトルで損をしている気もするが、野球好き、特にMLB好きなら「セイバーメトリクス」はもう常識なのかもしれない。数年前にベストセラーにもなった『マネーボール』の向こうを張れる本。ただ本人が素人なので、そのあたりで分が悪いが…。しかし中身はかなり本格的。第2,3,4章あたりの技術論はゾクゾクします。ボールの回転やバットコントロールの話。キャッチャー論も面白かった。
後半部分も著者の野球好きが芯からわかります。
Posted by ブクログ
私がしらない間に、セイバーメトリクスはずいぶん進んだのだなあと感じた。投手、打者、監督、経営など、いろいろな立場に対して、私がしらなかったり考えていなかったことがいろいろと書かれていて、最初から最後まで楽しめた。
球種は、結果(軌道)と回転(軸)とは別のものであることというのは、言われるとそうなのだけれど、意識していなかった。それによってファン同士の話(用語の使い方)に食い違いが出るのは頭が痛いところ。
著者はデータもよく読み、自分で考えて理解しているのが素晴らしい。能力と趣味と時代がうまく噛み合っている感じがする。幸せなことだと思う。
回転の説明はちょっとわかりにくかった。とくに軸の方向を角度で表現していたけれど、どこが0度なのか、がわからなかった。