あらすじ
文化庁メディア芸術祭大賞受賞作!!子供を8人殺害した迫に獄中結婚の申し込みが届く。
反省の色を見せない迫となぜ結婚しようとするのか。及川は思い悩む。
死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満
の禁断の友情を通じ、死刑制度の<今>を描ききった衝撃の問題作!!朝日新聞コミック教養講座にも絶賛さ
れました。『きらきらひかる』でおなじみの著者が描く衝撃の作品第2巻です。
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辛い
死刑が確定した囚人の管理、監視を任さられることになった新人刑務官の苦悩の日々を描いた作品の第二巻。
敵討ちが禁止されている現代、死刑制度は無惨な目に合わされた被害者家族に代わって国が加害者に敵討ちをするためにある制度だという説もある。
直樹と似た境遇の持ち主の渡瀬満は自ら敵討ちをして裁判を受けていて世間の中でも彼を支持する声はある。
一方家族を殺され自らも病魔に侵された女性の事を知った直樹はその犯人である確定囚の星山が反省する素振りも見せず拘置所の中で菓子を貪る姿を見て自分の手で殺してやりたい衝動が起こるのだった…。
この漫画を読むと死刑制度とはなにかということを考えさせられる。
被害者やその遺族の立場を考えればやむを得ないが加害者の家族や確定囚本人の事を考えると他にやりようがあるのではないかという気もしてくる。