こじれた思春期ゆえのムラムラとありあまるエネルギーを、公園の土管で寝泊まりする謎の男・神埼七焚(セブン)との喧嘩にぶつける、ヤンキーの男子高校生・赤松。彼と喧嘩すると妙にスッキリすることから、貴重な「八つ当たり先」として重宝していました。しかし、ある日セブンのねぐらの土管が撤去され、セブンは公園を去らなければいけなくなり……。そこで赤松はセブンに「行くとこね〜ならウチに来い」と持ちかけます。
『アキラNo.2』(徳間書店)や『頂き!成り上がり飯』(徳間書店)といったヤンキー漫画の名手として知られる奥嶋ひろまさ先生と、ヤンキーBLの金字塔『イベリコ豚と恋と椿。』(海王社)作者のSHOOWA先生がタッグを組んだ、ヤンキーBLの新たな名作。
奥嶋先生の硬派な作画タッチや甘すぎないストーリー展開から、「あれ、私が読んでいるのはヤンキー漫画……?」と混乱してしまいそうになりますが、それがイイ!!!! 全ヤンキーBL好きが渇望した「ヤンキー漫画の中でBLが起こっている」という奇跡がここに顕現したのです……! 殺風景な1Kアパート(もちろん2階建て・外階段です)、洗うと黒い汁が出る布団(THE★男所帯!)、相手のいない隙を狙ったオナニー(色気ゼロ&途中の寝落ちのコンボがヤンキー男子み強くて最高です)などなど、ヤンキー萌え勢が泣いて喜ぶ要素がこれでもかとてんこ盛り。友情なのか恋愛感情が芽生えかけているのか、微妙なラインを突いてくる赤松とセブンの距離感もまた尊い……。
まだまだLOVE要素薄めな1巻ですが、2巻以降への期待しか感じられません。ヤンキーBLの新たな伝説の幕開けを見逃さないでください!
感情タグBEST3
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まじでおすすめ
匿名 2024年02月25日
3巻まで読んだ感想
虫が死ぬほど苦手な方はちょっとしたトラウマになりかねないシーンがあるので注意が必要かもしれないです。でも笑えるしえろもあって感動もできる最高な作品だと思います。本当におすすめです。3巻完結です。1巻だけ買うのは本当にもったいないです。ぜひ3巻とも買ってください。
Posted by ブクログ 2019年08月09日
ヤンキー漫画と言えばの秋田書店からヤンキー漫画の名手奥嶋ひろまさ先生が原作付きで描く新たなヤンキーBL。
評判良かったので買って見ましたがホント良かった…絵柄はチャンピオンだけど可愛いBL。
スケ君の表情がイチイチ可愛いホント可愛い。はやくイチャイチャして欲しい。
続き楽しみです!
これはいいですね。
初めて自分の中でビビっときて思った通り面白い作品です。終盤になればなるほど2人の変化に悶えました。ちょっとした茶番も好き。
Posted by ブクログ 2019年01月26日
すごいタッグきた~青年漫画の味がよく出てる日常系?BL。良い時代になったなぁー。
高校生ヤンキー共同生活楽しい♪アパートに独り暮らしの茶髪の方に、黒髪が居候。2巻からはどう展開してくのか期待。
主人公の赤松愛将は17歳の高校二年生。
思春期特有のムラムラモヤモヤがこじれた結果、公園で寝泊まりをしている男にそのありあまるエネルギーをぶつけていた。
自分でもヤバいと思っているが、その男と拳を交わした後はスカッとしているため止められない。
赤松はわけあって家族とは離れて一人暮らしをしている...続きを読むがある日、男が寝泊まりしている公園が工事のため使えなくなってしまう。
住処を失った男にケンカでまた負けてしまった赤松は彼、神崎セブンを家に泊めることにした。
赤松の住んでいる賃貸アパートは隣りに住んでいるおじさんの持ち物のため親にいくらか払ってもらい赤松自身も週3でバイトして家賃を払っているのだった。
一方の神崎は前は施設のような場所にいたホームレスだった。
奇妙な縁で繋がった二人の同棲(?)生活が始まるのだった。
軽快に見えて闇の深いストーリーと男臭い絵がマッチしていてとてもいい作品だった。
続きが楽しみ。