あらすじ
天才ハッカー×孤独な大学生―最悪な出会いから、スパダリ攻めになるまで!
「まーくん」が何者かは知らない。デカくて超怖いし、匿えとかいって居座られるし、112万盗られるし(300万になって返ってきたけど)、初めて会った日は…襲われて、泣かされて、殺されるかと思ったし、死にたい気分だった。でもまーくんは、朝メシに鮭を焼いてくれて、俺の話も聞いてくれるし、嫌いな奴らも追い払ってくれた…。そんな得体の知れない男「まーくん」は、ハッカー時代の相棒(で元カレ)のナカモトに、何故か執拗に追われる身で―――?
友達も恋人もいない至極平凡な大学生・新井仁(ひとし)。車のトランクから出てきた強面の大男「まーくん」に出会ったのをきっかけに、その平凡な日常は一変します。仁の家に居座ったまーくんは、彼を脅して犯した挙げ句、貯金の112万円を口座から引き落とすなどやりたい放題。更に、まーくんの正体をいぶかる仁の前に、彼を追う謎の男まで現れて……。
『Dear, My GOD』(祥伝社)や『Loved Circus』(プランタン出版)などで知らえる朝田ねむい先生久々のコミックス。受けが攻めに素股をされて嘔吐するというハードな描写に「こ…これはかわいそうすぎるのでは??」と動揺しつつも、勝手に引き落としたお金を倍返ししてくれたり、朝食を作ってくれたり、楽しそうに大学についてきたりとどこか憎めないまーくんの姿を見て、いつしか仁とともにほだされている自分が……。出会いが最悪だっただけに、「洗剤買ってきて」「OK」なんてやり取りをしている2人の姿が妙にかわいくて、ニヤニヤが止まりません。登場時には手負いの獣のように危険な香りプンプンだったまーくんが、仁の日常生活に馴染んでいるのも微笑ましいです。
そんな束の間の平穏を壊そうとするのが、まーくんの過去の相棒・ナカモト。仁とは正反対の危うい色気を持つ男です。仁のもとからまーくんを取り戻そうするナカモト、仁の日常を守るため闇稼業に戻ろうとするまーくん、どんな形でもいいからまーくんと一緒にいたいと願う仁。3人の意志が絡み合う怒涛のクライマックスはもう「早く読んでください」としか言えません……。骨太なのにキュンキュンできて、シリアスなのに最高に愉快。これを読まずして2019年のBLライフは始まらないと言っても過言ではない名作です!!
感情タグBEST3
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不思議な面白さ
こういったタイプのお話は初めて読んだのですが、とても面白かったです!
少しゾワッとするようなところもなんだか不思議な感覚でした。それだけお話に入り込んだのかなと思います。
はじまりがあれだったので、仁くんが少しずつ警戒を解いていって良かったw
ていうかまーくん何でも出来すぎです。すごい。
あとは最後のお話の仁くんが寝ぼけて箸持って「おきてる」って言いながら机カンカンしてる場面は可愛いし面白すぎましたwww
Posted by ブクログ
面白い!!一話から心をガシッと掴まれて、続きが気になってどんどん読み進めてしまいました。
怪しい男を部屋に上げてしまうお話はBLではよくありますが、その後、脅されてビビッておもらし→一方的にスマタされて上からのリバース!
え?これBLだよね?と今までにないストーリー展開とキャラクターに一気に引き込まれてしまいました。
怪しい男が本当に怪し過ぎて「絶対にヤバイ人だ!!」と分かっているはずなのに、主人公を過去にいじめていた同級生から守ってくれたりと、途中からそんなに悪い人じゃないのかも...と思ってしまう自分が怖くなります。
主人公もだんだん怪しい男との生活に馴染んでしまい、本人も自覚しているけど完全に「ストックホルム症候群」状態に。
そんな中、怪しい男の元相棒が接触してきて、更にヤバイ方向に話が進んでいきそうな予感...
続きが気になりすぎるので上下巻続けて読むことをおすすめします。
主人公はとっても平凡ですが、怪しい人が怪しすぎるので、主人公が普通の弱さとか価値観を持っているのが組合せとしてちょうど良いのかなと思います。
体格差
体格差が凄いです
仁くんが子供に見えます(態度や性格もあって)
最初はこわがってたのに、普通に生活し始めると仲良くなるのか人間っぽいなーつて思います。
まだまだ恋愛関係では無いですが、新たな絆が見える感じで、どうなるのかワクワクします
スパダリの真髄
こちらは私が朝田ねむい先生を知った作品。
なんなら、これを読んでスパダリとはなにかを知った。
もう何年も前に買って読んだのですが、何度読んでも新しい。
彼らは正反対で、だから気があったのかなと思う。元のバディのように刺激を追いまくる生活より、仁くんといる平和で穏やかな日々が心地よいと感じたのかな?
匿名
表紙からサイコな執着系と予想して読みましたが…
まーくん、そんなに恐い人ではないし(良い人でもないか…?)料理もできるし。
読んでみないとわからない独特な雰囲気の作品でした。
とんでもなく男らしい
ガタイがいい!!
豪快な笑い!!
性に正直!!
こんな潔いいい男がいるのか!!
ということで、最高の攻めです。
この男見るためだけに金出してもいい。
そう思った一方で、弱っちくもプルプル必死に頑張ってて、「まーくん?」っていなくなったら不安そうに呼んでるのが可愛すぎてもうなんだこいつら…両方好き…なんなん…
別れた?もと悪友もなんだか憎めず、2人には2人の物語があったことが丁寧にしみじみ伝わってきて良かったです。
ちょっと切ない。
体格差カップル
体格差が大好き。絵柄も良い感じ。主人公が吐いたり漏らしたり泣き叫んだり、どんなイジメを受けてたんだろうって考えたら胸が痛い。これからスパダリなまーくんが甘やかしてくれたら嬉しいな。
匿名
何この大男!何この図々しさ!と、読みはじめはムカムカしていたのだけど、こーゆう展開だったのかと、おもしろくて没頭した。ほんと、ストックホルム症候群ですね。仁が、まーくんに少~しずつ心を解放していく様が胸にきた。
かなりオスス豆の作品。
この試し読みだけではもう一つ良さがわからないかも。
このあと、次第に心開いていく様子や、この悪魔なような大男のひととなりもわかってくると、ぐっとひきこまれる。
本当に面白い!
まーくんの元カレに萌えます。元カレの大学院生時代は頭がいいのにパンクな雰囲気でかっこいい。そして現在はインテリヤクザっぽくて、同一人物だけど雰囲気が全然違って描きわけが上手いなぁと感心してしまいました。ストーリーもぐんぐん引き込まれるスリリングな
面白さです。
Posted by ブクログ
▼あらすじ
「まーくん」が何者かは知らない。
デカくて超怖いし、匿えとかいって居座られるし、112万盗られるし(300万になって返ってきたけど)、初めて会った日は…襲われて、泣かされて、殺されるかと思ったし、死にたい気分だった。
でもまーくんは、朝メシに鮭を焼いてくれて、俺の話も聞いてくれるし、嫌いな奴らも追い払ってくれた…。
そんな得体の知れない男「まーくん」は、ハッカー時代の相棒(で元カレ)のナカモトに、何故か執拗に追われる身でーーーー?
***
ストーリーの完全度:非常に高い
トーン:コミカル・シリアス(中)
エロ度:低い
萌え度:高い
総合評価:★5.0
朝田ねむい先生の作品なので期待して読みましたが、やはり予想を裏切らない面白さでした。
天才ハッカーのまーくんと何処にでも居る平凡な大学生、仁のお話なんですが、とにかくストーリーが面白くて作品の世界に引き込まれます。
朝田先生の作品って読んでるとどこか映画を見てるような気分になるんですよね。ただ読み応えがあるだけじゃなくて、何処かこう、ストーリーにセンスが感じられるというか、その場その場の空気感がリアルに伝わってくるというか。
特に印象に残ったのがまーくんの初登場シーン。仁が触れた車のトランクから出て来るのですが、あれ、車のトランクを魔法のランプに例えてるんですね。気付いた瞬間、鳥肌立ちました。
絵柄についてもそうなんですが、朝田先生ならではの「味」が作品から感じられるのが良いですね。
心理描写も丁寧ですし、二人の心の距離が縮まっていく様子も自然な形で描かれているのでそういった点も流石だなあと思いました。
あと、ナカモトが良いキャラしてますね。今の姿と若かりし頃の姿のギャップが凄まじくてある意味一番衝撃受けたキャラでした(笑)
昔はあんなにはっちゃけた見た目してたのか〜。おそらく仁よりナカモトの方が良いって人、結構いるだろうな。ナカモト、美人だし色気あるし(笑)
まーくんと仁はとりあえず仲良くはなったみたいだけど、まだギリ友達の域を超えていない感じなのでここからどうラブに持って行くのか、下巻の展開が気になるところですね。続きを読むのが楽しみです!
ストーリーが本当に面白い
ひたすららぶらぶしている話も良いのですが、個人的にはストーリーや登場人物に一癖も二癖もある話がとくに好きでなので、この作品は本当に読んでいてワクワクした。
かわいいしカッコ良いしで読んでいてハイになる作品。
仁がまーくんにだんだん強気になっていくのが良い。
Posted by ブクログ
押し入り強盗&強姦魔みたいな攻めでどんなシリアス展開かとビビったけど、オカン属性?だし、いじめっこ撃退してくれるし、天才ハッカーでお金持ってるし(犯罪)、天然スパダリだわぁ…(違う)
高身長マッチョ攻めで、体格差に萌える。
よかった
最初は少し怖い攻めですが、だんだん受けが心を開いていきます。ラブコメとかが好きな方は向いてないかもしれませんが、私は好きでした。
強引なランプの魔人
主人公は大学一年生の新井仁(あらいひとし)。
入学して半年になるが彼女はおろか友達のいない彼は大学生活を謳歌しているとは言い難い毎日を送っていた。
もともといじめられていた彼は東京の大学に進学を希望していてそこで始まる新しい人生に期待しながら勉強していた。
しかし女手ひとつで自分を育てていた母親が受験シーズンに失業。
私大には行けないし志望校を変更した方がいいのかなど不安なまま試験に臨んだ仁は落ちてしまった。
母は浪人を勧めてくれたが結局他の地方に行くことなく地元の大学に進学し大学とバイト先を行き来する何もかも中途半端な生活を送っていたのだった。
そんなある日のバイト帰りに仁は道端に泊まっていた車の内部から大きな音がするのを目撃する。
中から出てきたのは仁より年上の大男だった。
成り行きで男を家に上げることになってしまった仁だったがそれは受難の始まりにすぎなかったのだった。
小心者の仁と破天荒な大男まーくん。
二人の距離の縮まり方が良かった。
攻めが別の男(元彼)を抱く
話とキャラは最高。
ただ、メインである攻めと受けの肉体のイチャイチャが少なく、攻めの昔の彼氏(受け)がよく出てきます。
攻めと元彼とのキスやセックス描写(昔)など、苦手な人は注意。受けより元彼の方がキスが多いのはちょっと気になりました。。。
面白いですが
絵柄がぱきっとしていて青年漫画っぽくて素敵です。主人公の大学生が追い詰められていて辛いのでそういうのが苦手な方は注意です。
受けに魅力がない
攻めのキャラはいいけど受けにとにかく魅力がない……最後に告白するところくらいしか受けに見所がない
攻めの元カレの方が魅力的だし元カレの言う通り犯罪者が普通に生きようなんて虫のいい話だなと思ってしまっていまいち萌えられなかった