あらすじ
桜のつぼみが膨らみ始めた頃、隣の音野市で拳銃盗難事件が発生した。
隣の市での出来事だが刑事の怜も市民からバッシングを受けているのではないかと心配する光弥。
盗難から一か月後、夜桜が綺麗な河川敷に銃声が響き渡った……。
掃除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫の光弥がお疲れ刑事の怜とともに難事件を綺麗に解決!
待望の家政夫ミステリー第三弾!
感情タグBEST3
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前を向いて
巻を重ねて推理ものとしても人間ドラマとしても良い作品になってきたと思います。事件がひとつ終わる毎に関係者たちが前を向いて歩き出す姿に胸を打たれます。
特に第二章、第三章は光弥自身にも影響大なので尚更です。光弥と実父との蟠りも多少は解けたようで、ようやく本当にあの事件を乗り越えられたのだと思います。
ところで。
家事代行サービス『MELODY』の経営者や他のスタッフって気になりませんか?
そっち方面の物語も期待します。
読後感は相変わらず爽やかです。今回は、父親との再会などがありますが、その試練を乗り越えて、彼は普通の生活に戻ります。本当に、苦しんできたのに、今回は決別した父親の不器用さを許すことができています。本当の成長と決別ですね。これは、彼をそのまま受け入れた烈の懐の大きさに触れたからでしょうね。もう少しだけこのままで、というラストはとても素敵でした。