あらすじ
こんな世界史なら、学生時代に読みたかった――。歴史に国境なし、わからないのは「各国史」だったから! 元来グローバルだった世界の歴史は「一望」することで徹夜一気読み必至の一大エンターテイメントになる。ルネサンスから宗教改革、フランス革命からイスラム国まで。わかったようでわからなかった世界史の最重要トピックスが、手にとるように理解できる。『「全世界史」講義II』改題。
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Posted by ブクログ
【ポイント】
223/16世紀後半から中国にもたらされた米原産のトウモロコシ、ジャガイモなど、
新大陸の作物が中国に第二次農業革命をもたらした。
230/米独立戦争のの思想的バックボーンは、
名誉革命を正当化したジョンロックの自然法理論や
フランスで開花した啓蒙思想だった。
啓蒙思想とは、「人間の存在も自然的な存在と同じく、普遍的な法則に支配されている。
252/ウィーン会議で主導的な理念を唱えたのは、敗戦国フランスの外相タレーラン。
その理念は「正統主義」
351/国力に比べれば日本にとって圧倒的にだった海軍軍縮会議の取り決めを
二本はむざむざと手放してしまった。
373/スターリンはヒトラーに正目とも劣らぬ残酷な人柄だったが、ビジネス感覚は優れていた。
イデオロギーよりも利益優先の人だった。
373/勝てそうな戦争には後から参加する。負けそうになると早めに降りる。
イタリアは伝統的にこのあたりのセンスが抜群。
377/ソ連は総合的な国力では米国にかなわないので、特に軍事力と宇宙開発
に注力した。
407/毛沢東は根本的には詩人で夢想家だった。
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