あらすじ
小野小町のような容姿で美しい歌声を響かせ
る常磐津の師匠・お沙夜は、悪党からカネを
盗む裏稼業を持つ。新たに目を付けたのは町
名主と菓子屋の主人。二人には、商家に詐欺
を仕掛けて、莫大な利益を得ているという噂
があった。指物師や浪人とともに真相に迫
り、大金を掠め取ろうとするお沙夜。だが、火
付盗賊改が彼女に気づき、動き始める……。
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Posted by ブクログ
江戸の闇風の二作目。
今回は町名主と菓子屋が裏でやっている金貸しが標的。
ただの金貸しではなく、
もうけ話を持ち掛け借金をさせるという詐欺をはたらいていた。
菓子屋の周りをさぐる沙夜たちだったが、
火盗改めたちがのりだしてくる…。
前作は沙夜たちの仕掛けがすぐわかったが、
さすがに今回はありえないだろと思っていたのに、
そこが仕掛けだったとは。
個人的には、謎を解いて詐欺を仕掛けて成功する、までで良いのだけど。
どうも、沙夜の過去にまつりごとをからめてこないといけないらしい。
そこにページ数をさくんだったら、
もうちょっと江戸の風情とかを盛り込んでほしい。