あらすじ
古代中国、千年を生きる狐・廣天は人間の姿で人々、あやかし達と出会う。
道術大会を終えた廣天と神木は都で『お化け』を専門に扱う機関の設立を知り、潜入する。
妖考事部と名付けられたその部署で、廣天たちは暗闇を厭う役人・石良と共に数々の事件に関わった。
だが廣天が殺人の容疑で逮捕され、石良は妖考事部の解散を告げられる。
待望のコミックス第10巻!!
千年を生きる狐・廣天と人間、あやかしたちとの出会いや日々を描いた
奇妙でユーモア溢れる古代中国ファンタジー。
この作品はおすすめポイントがありすぎて困ってしまう…
まず!なんといっても出てくるあやかし達が可愛すぎる。(絶対ニヤニヤしてしまう)
あやかしのその可愛いさに、
豪傑・羅刹と言われる宋大賢も思わず「尊い!」と叫んでしまうほど。
あやかしたちの可愛いさもだが、
ストーリーも真面目さ(シリアス)とギャグのバランスが絶妙で、
ギャグだと思って笑っていたら、心にグッとくる泣ける話が唐突にきて感情がジェットコースターのようになってしまう。
また、時代設定は古代中国なのに今風な描写があり、そこがまた良いエッセンスになっていてとてもおもしろい。
実際の歴史をベースにファンタジー要素を入れているので、実際そういうことがあったかもという視点でも楽しめる。
あやかしたちのもふもふの可愛さ、絵の美麗さ、ギャグとシリアスのバランス、歴史ファンタジーとしての話の面白さ…
全てが良いバランスで描かれた最高にユーモア溢れる作品です!
感情タグBEST3
花ひらく
廣が怖いことになったけど、結果は花開いた!良かった!長い髪もかわいいよ!ついでに神木も花開いたね。良かったよ。石良さんたちとの関係はひとまず終わりかな。寂しいよ。
Posted by ブクログ
十巻も良かった…!
廣天があの選択を出来たのは、彼女を救けて繋がってきたひとびととの千年があったからなんだ、と改めて物語の軌跡に涙…
張先生の百物語が大好きなので、怪談編もめちゃめちゃ好き(良さんも崇さんもLOVE)だったので終わってしまうのが淋しいですが、今年から始まるという新章も楽しみ。
巻末書き下ろしのミュージカル編、相変わらずぶっ飛んでて良かったです。鼠!