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感情タグBEST3
「桜夜の恋人」というだけでもオークションの値があがるのに、桜夜のために心身ともに磨きあげ武道も精神力も共に強くなったユリは、毅然としてとても魅力的な女性に返信していた。
このまま桜夜の兄である蛇蝎総裁の手で売られてしまうのか、桜夜の救いはいつ来るのか、そんなことを思いながらハラハラしながら読み進めた...続きを読む。
そして全てが終わった後に、その時が訪れる。
拐われてから友人を守り、桜夜の恋人の名に恥じないように振る舞おうとするユリの凛した対面を保つ顔と、不安と恐怖が入り交じった内面の顔とが、桜夜との再会でようやくひとつの顔に戻れた瞬間、安堵と喜びの涙が伝う。
桜夜の意外な、でもこういう展開になったらいいなという予想を見事に満足させてくれる登場の方法。
登場人物の様々な思惑が交差する手応えのある、またようやくホットできた巻だった。