あらすじ
暁月が即位して数年経った赤奏国。
美しく成長し皇后としての仕事も卒なくこなすようになった莉杏だが、自分が子どもだった時と比べ暁月の態度が変わったことに悩んでいた。
そこで『陛下にくちづけをしてもらう』ため暁月と恋の駆け引きをすることに!?
しかし、暁月にはなにやら考えがあるようで――。
夜毎に夫婦の絆が深まる恋物語、ついに最終巻!
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Posted by ブクログ
赤奏国の皇帝・暁月と、皇后の莉杏を中心とした大好すぎるシリーズがついに完結。
破壊力が....この夫婦が尊すぎて尊死レベル。
14歳になったばかりの前回から数年後が舞台の今回は、波乱万丈というよりは、日常に近い穏やかな展開の印象で、これまでにあったお話に絡んだものも多く莉杏の成長をすごく感じる。一方、陛下大好きなところなど変わらない部分もあり微笑ましい。
暁月も暁月で、美しく成長した莉杏に困ったり、子ども扱いしないための頑張りだったりにやにやしちゃう。以前言ってた「好きなやつには手間ひまかけたい派」が全面に出てる。尊い。慈愛しか感じない。作中できゃあきゃあ言ってる女官たちと仲良くなれそう。混ざりたい。
シリーズ読み返したくなる。完結ということがとても寂しくもあり、それでも多幸感もある。このシリーズに出合えてよかった。
Posted by ブクログ
まず表紙が1巻との対比になっていて2人の物語を象徴してるのがすごく良かったです。
ストーリー全体的には1巻から9巻までのの総まとめなところがあり、皇后「莉杏」の成長した様子が安心して見られるのも良かったです。
そしてついに暁月が!!という感動がすごいです。
ずっと子ども扱いだったのが「大人の女性」として莉杏を扱い、莉杏から貰ったものを返していく姿にめちゃくちゃ愛を感じます!!
陛下、そうところだぞ、陛下ああああああ!!と叫びが止まりません。
何時までも末永く幸せでいてほしいです。もっと言えばお2人の子供が見たかったなという欲もあります。
というか、ラストのお泊り会は果たして暁月の理性が持つのか?とちょっと疑問に思いつつ、いろいろ情緒が大変なことになっています。
この物語に出逢えて良かったと思える作品でした。
赤奏国の夫婦尊すぎる!!
2人の結末が待ちきれなくて0時になったと同時に読み始めちゃいました!
自分の気持ちに開き直った暁月が甘々で読み手のこちらまでとっても幸せです。後宮のみんなから莉杏のことしか見てないから諦めよ、と早々に思われてるなんて余程の溺愛ぶりなんでしょうね。あわよくばこれから先の2人のことを茉莉花官吏伝のほうでちらっとでも覗けると嬉しいな。
皇帝と皇后の素敵な恋物語
大好きなシリーズ、とうとう終わってしまいました…。最終巻が出るまで、これまでの本を読み返したり色々想像したりとしていましたが、大満足の最後でした!莉杏の「大好き!」に「おれも」と応える暁月に、感無量です。二人のシーンが多かったのも、暁月視点が多かったのも嬉しい!レビュー書いたら、もう一度読み直します(笑)素敵な最終巻だったけど、最終巻なのがやっぱり寂しい。暁月が莉杏に振り回されたり手間暇かけるところを、もっと見たかったです。コミックも欠かさず読んでいるので、今後はそちらを楽しみにします!コミック版は、是非とも暁月と莉杏のやり取りや、暁月の内面視点は台詞も漏らさずじっくり描いて欲しいです。もっと二人の成分を摂取したい…。
最後になりますが、石田先生、素敵な物語をありがとうございました!お疲れ様でした!
匿名
やっと
やっと莉杏の想いに暁月が想いを返す話。
莉杏がお后として外交も後宮の仕切りも成果をあげる話はそれなりに良かったのだけど、前の巻のハラハラの様な盛り上がりが無かったのと、暁月の見せ場は莉杏への誕生日プレゼントだけだった事と、莉杏が大人になったのに夫婦の睦言が物足りなかったので、全体的にはイマイチ。