【感想・ネタバレ】北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 2のレビュー

1年の半分は雪に覆われている過酷な辺境の地であるレヴォントレット領の領主、リツハルド・サロネン・レヴォントレットは、嫁探しのために何度も隣国の夜会へ足を運んでいるが、女性からは「辺境の雪男」と呼ばれて嫌がられ、なかなか嫁の来手が見つからない。ある日の夜会で、こちらは「紅蓮の鷲」と呼ばれる、エリート軍人のジークリンデ・フォン・ヴァッティンと目が合い、衝動的に「俺と結婚してください」と話しかける。突然のことにもかかわらず、ジークは別室で話そうと言い、話し合いの結果、2人は1年間“仮の夫婦”として生活してみようということになる…と始まる、優しくて誠実な2人の異文化交流的な日常がコツコツと描かれた作品です。
日常に狩猟があり、獲物を解体して保存したり料理したりしつつ、空いた時間で伝統工芸品を作ったりするような、雪国ならではのスローライフな四季を2人が一緒に過ごしながら徐々に距離が縮まっていく、そんな様子を温かく見守るのが何と言っても楽しい! 本作は同名ラノベのコミカライズ版なのですが、トナカイやオーロラ、美しくて細かい刺繍の入った民族衣装、そしていろいろな料理など、コミカライズならではの見どころがたくさんあり、読んでいてワクワクします。契約夫婦で始まった2人は無事に本物の夫婦になれるのか? 癒しを求めているあなたにおすすめです。

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非常に濃密な演出

2巻もとても素敵な内容でした。
雪国の狩り暮らしが、とても濃密に丁寧に描いてあって、リアリティを感じました。
原作者さんの世界観や設定が良く出来ているのだと思います。
それを漫画で表現する作者さんも素敵です。
スローライフって、自分たちでできることは何でもするので、結構忙しい。
ただ自分のペースでやりたいことをやるので、誰かにやらされている感は無い。
春の観光シーズンにリツが頑張り過ぎた時、ジークが窘めたシーンがとても好きです。
木工品や革細工や乳搾り等々、描写の丁寧さと細かさに感動しています。

#癒やされる #深い #タメになる

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2023年04月10日

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