【感想・ネタバレ】繭、纏う 5のレビュー

誇り高い女学園で繰り広げられる、淑やかで甘美な群像劇。

明確な主人公が存在しない本作の最大の魅力は、女生徒たちが影響しあうことで交錯する心、揺れる気持ちです。
例えば「王子様」と呼ばれる少女・佐伯。昔から同性にも「かっこいい」と言われてきた彼女ですが、学園に入ってからは向けられる視線が少し変わったと感じています。その違和感は次第に増し、周囲の視線や言動によって王子様に「変えられていく」という苦しさに変わっていきました。
そんな佐伯の前に突如現れるのは、滅多に学園に姿を現さない深窓の令嬢・星宮です。窓から飛び降り「ずっと遠くに逃げられるような気がしたのだけど」と言う彼女に、佐伯は一緒に逃げないかと提案。ふたりの少女による、ささやかな逃避行が始まります。

このエピソードはほんの一例で、他にも魅力あるキャラクターが次々にフィーチャーされます。
表紙で本作に惹かれた方も多いと思いますが、作中ではストーリーの深みと相まって、魅了させられるシーンが多いです。
ピンときた方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年04月11日

相変わらず、髪綺麗!こんな髪になりたかった。美しすぎる世界観に毎回目眩がしてしまいます。終わってほしくない〜!

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Posted by ブクログ 2023年01月18日

あと一巻で終わってしまうのが残念。とても素晴らしいお話だったので、少しだけ寂しく思います。相変わらず、作者さんの髪の描き方に惚れ惚れしています。できれば次回作も百合を描いてほしいです。最終巻がどうなっていくのか楽しみです。

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ネタバレ購入済み

KF
2023年01月17日

5、6巻同時発売だったからか、1巻がかなり短い気がする。
はじまりが断髪式直前で、いまがクリスマスだと思うと、この物語、時間は全然進んでいないんだな。

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