【感想・ネタバレ】性別「モナリザ」の君へ。 5巻のレビュー

吉村旋

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※特典イラストは『性別「モナリザ」の君へ。 5巻特装版 小冊子付き』と同じです

【自分が止まっていようとも、世界は進む。今まで通りではいられない。】
変わらないことを望んでいるのは自分だけで、周りはどんどん変わっていく…。でもきっとそれは、何かを変えたくて乗り越えようとしたのかもしれない。もうこれまでの自分ではいられない。
(C)2020 Tsumuji Yoshimura

[ブクログ · ★★★★★]

ひなせが昔のことを振り返る時、無性別時代の幼少期から始まるのは変化に対するもあるんだけど自分が普通だった頃への回顧と憧憬もあるんじゃないかと思った。

白銀も女系家族なのになんで俺男になったんだって感じがすごい表情に出てる。
陰のある表情が無駄に色気がある。

あと24話のサブタイトル『ずるいひと』のコマにひなせがいるの見て「お前のことやぞ」と思ってしまった。

[電子マン · ★★★★★]

夏祭りの告白

いわゆる夏祭り編。りつの浴衣姿が可愛いです。
今回ひなせはりつの告白に対して一応の解答をします。とはいえ、その結末はお世辞にも後味が良いとは言えず。
ひなせの心はまだまだ揺れ動いていて、真の決着はもうちょっと先になりそうですね。それに加え今巻は、男友達の白銀君が親友に対して葛藤する話がメインです。

[ブクログ · ★★★★☆]

白銀くんは思うことがあるからこそ、言葉がしっかり伝えられている気がする。周りや何か1つでも変わったら、それはもう今まで通りじゃないけど、友達は友達…。まさに今その関係が変わりそうなタイミングの人がいるので、自分には刺さりまくった。3人一緒がいいひなたと、特別な関係になりたい2人は進展なしだけど、次巻で何かありそうな終わり方だったので、楽しみ。