【感想・ネタバレ】性別「モナリザ」の君へ。 5巻のレビュー

吉村旋

[ブクログ · ★★★★★]

【女子になりたいわけじゃない。ただ、あいつの好みの姿からどんどん外れていく。それが、たまらなく嫌だ（白銀）】

第5巻。

りつから夏祭りの誘いを受けるひなせ。
当然しおりも行くものと思っていたけれど、もう以前のような3人で過ごす時間とはかけ離れ、どんどんまわりが変わっていってしまうことに動揺を隠せないひなせが切なかった。
また、1巻ではモブキャラだった白銀も重要な役回りに大抜擢され、黒川への想いやひなせに告げるアドバイスがめちゃくちゃ刺さりました。

白銀との話を経てひなせがどう動くのか見守りたい。

[ブクログ · ★★★★★]

ひなせが昔のことを振り返る時、無性別時代の幼少期から始まるのは変化に対するもあるんだけど自分が普通だった頃への回顧と憧憬もあるんじゃないかと思った。

白銀も女系家族なのになんで俺男になったんだって感じがすごい表情に出てる。
陰のある表情が無駄に色気がある。

あと24話のサブタイトル『ずるいひと』のコマにひなせがいるの見て「お前のことやぞ」と思ってしまった。

[なななばー · ★★★★★]

やっぱりなんか考えさせられます。
どっちに転ぶのかな？
自分が変わりたくないと思っても
心は変化してるってことでしょう。

＃深い

[匿名 · ★★★★★]

白銀くん

白銀くんは色んなことを教えてくれる。性別のせいで叶わなかった事もあるし、世間体的に苦しい事もあるから悩んでしまっているんだなー、。黒川くんは頑張った甲斐がありました！
ひなせの背中を押してくれる存在がここだったとは。

[電子マン · ★★★★★]

夏祭りの告白

いわゆる夏祭り編。りつの浴衣姿が可愛いです。
今回ひなせはりつの告白に対して一応の解答をします。とはいえ、その結末はお世辞にも後味が良いとは言えず。
ひなせの心はまだまだ揺れ動いていて、真の決着はもうちょっと先になりそうですね。それに加え今巻は、男友達の白銀君が親友に対して葛藤する話がメインです。