あらすじ
おんぼろミニバンで世界を巡り、酒場でけんかに明け暮れるアウトロー登山家。視界ゼロで三千メートル級の山に客を運ぶ、命知らずの飛行機乗りなど、クライマーたちの奇怪な生態を描いた痛快登山エッセイ12話。解説は角幡唯介氏。
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Posted by ブクログ
WILDERNESS AND RISKが面白かったので、クラカワーの過去作品も読んでみようと手に取った1冊。12編のルポを収録しているがどれも非常に面白い。
ド直球山岳ルポである表題作以降の後半4作品がメインディッシュなんだろうけど、個人的にはまっているボルダリングの話「ギルー伝説の男」や下界での山男の日常を切り取った「シャモニの休日」など、変化球的な話も実に面白い。
強いてあげれば、2000年刊行の版で角幡さんの解説がなかったのは残念。それと用語解説に「ブーツ・アックス・ビレイ」がなかったのはなんでやろ(笑