あらすじ
異世界で少ない魔力を活用して『家政魔導士』として必死に生きてきたシオリ。恋人の冒険者のアレクと相棒のスライム・ルリィと新たに引き受けたのは、大聖堂からの緊急依頼! それも冒険ではなく、歌姫たちにかかわる仕事で……? 体調を崩した楽団員の代わりに、生誕祭の音楽会を幻影魔法で補助いたします! 訳あり冒険者の青年アレクと、異世界からきたシオリ(&彼女を救った相棒のスライム)の冒険ラブファンタジー第5弾★ ※電子版はショートストーリー付。
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ストリィディア王国トリスヴァル領の領都であるトリスの冒険者ギルドに所属するA級魔法剣士のアレク・ディアは、ギルドマスターのザック・シエルから直々に、メンバーが揃わない難易度Aの依頼への参加を打診される。野宿も想定される面倒なこの依頼に参加してくれるなら、ザックの費用負担でB級魔導士のシオリ・イズミを付けてくれるという。シオリは「家政魔導士」を名乗っていて、低魔力ゆえに攻撃こそできないが、冒険中の家事系雑務を一手に引き受けるらしく、彼女のおかげで最近は支部の依頼成功率が飛び抜けてよくなっているとまで言われ、アレクはその依頼を引き受けるが…と始まるこの作品。
読み始めは「よくある異世界転移系ファンタジーラノベなのかな」と思いきや、主人公は、特別な使命のために異世界へ呼び出されたわけでもなく、異世界で未知の素晴らしい能力として生かせるような元の世界の専門知識があるわけでもなく、おまけに「異世界なのに何故か言葉か通じる」というアレもない、ある日突然見知らぬ世界に飛ばされてしまった、本当に普通の女性。でも、真面目で努力家で気立てもいいシオリが繰り出すさまざまな家事魔法と彼女自身に、アレクや仲間の冒険者は惚れ込んでしまうのですが、本人もどうやらワケありっぽいアレクと、右も左もわからない異世界で生き抜くことに必死のシオリは、さてどうなるのでしょうか。ラノベには珍しい30代半ばの主人公2人が織りなす、異世界冒険ラブファンタジーをぜひお楽しみください!
ちなみに、よくまとまっているコミカライズ版も、読みやすくて非常におすすめです。
感情タグBEST3
匿名
好きだなぁ
異世界に飛ばされる系ラノベでありながら、チート能力を持たない、マイノリティな主人公のお話です。
ファンタジーだけどヒューマンストーリーでもある。
シオリとアレクが幸せになるまで追いかけたいです。
ようやく同居
大聖堂からシオリに指名依頼。
大聖堂主催の音楽祭にシオリの幻影魔法で盛り上げて欲しいと。
頼んでいた歌姫の楽団員達が何人も倒れてしまったので少しでも盛り上がるようにと。
そこに事件性を見出したアレクとシオリは司祭コニーと協力し犯人を捕まえ、音楽祭は大成功。
フィナーレは盛り上がり感動の第二の国歌斉唱となるも、この世界の人達には知り得ない驚きの映像を出したシオリは人々から興味を集めてしまう。
犯人のその後談ではさりげなくアレクとシオリの未来が語られ。
そしてとうとうシオリはアレクの正体に気づき。
ギルドの年末打ち上げでの突っ込んだ下ネタトーク面白かったです。
今回もルリィは大活躍でした。
ルリィの不審者撃退法、すごすぎて爆笑。
ルリィの日記好きです。
Posted by ブクログ
誕生祭、トリス大聖堂で行われる音楽祭にシオリの幻影魔法をという依頼のお話。ミステリー的な要素もあり何時もの冒険依頼とは少し違うお話。
感涙の巻です。音楽祭最後に奏者全員で演奏する事になった交響詩「ストリィディア」のシーン。自分の知る交響詩をイメージして勝手に脳内再生して読んでました。シオリとアレクの絆もますます深まり、今後は2人で生きていく為に色々障害を乗り越えていくんだなと想像してます。
毎巻のルリィの日記も楽しいです。お話の側面が伺えて♡
やっと…良かったです
異世界モノにありがちな恵まれた環境はなく、とても現実的な厳しい状況を乗り越えたシオリが、心に傷があるアレクと出会い、少しずつお互いに寄り添い…やっとここまで…本当に良かったなぁと思います。
今回は魔物との戦いはありませんが、陰謀に隠された嫉妬、羨望、愛憎、そして最後に救われるような気持ちが丁寧に描かれていて、続編が待ち遠しくなりました。
良かった
シオリがアレクに出会えて本当に良かったと思う。
シオリがやった幻影がこれからどういう風に影響していくか、アレクの周囲の整理がついて真に結ばれるのがすごく楽しみ
二人の関係も大きく前進して、そろそろ終盤かな?
あとはそれぞれ匂わせている秘密をはっきりと口にするところだけだと思うので…。
それぞれ葛藤はあるでしょうが、ラブラブっぷりは安定してるので、
今回バレてしまったことも含めて、早く安心して過ごせるようになるといいな。
二人ともとんでもなく辛い思いを味わっているので、とにかく幸せになってほしいです。
周囲のビミョーにかわいそうな男性陣にもハッピーが待ってるといいのですがw
さらっと後日談で明かす未来
事件の後日談として、凄く重大な事を、さらっと書いちゃったのね(笑)終わりが、近いのかな?
でも、もう良いんじゃない?話を纏めても。