あらすじ
異世界に転移し、『家政魔導士』として依頼を受け日々を過ごしているシオリ。薬局からの緊急依頼で、恋人の冒険者アレクと相棒のスライム・ルリィたちと向かったのは、マンドレイク採集! 生息地の洞窟で遭遇した難敵の精神攻撃をアレクが受けたことで、彼の過去に触れることになって……。冒険中の疲れた体も心も、『家政魔導士』の快適魔法で癒します! 大人気シリーズ第6弾。WEB掲載作に、幽霊屋敷を舞台にした長編書き下ろしを加え登場★ ※電子版はショートストーリー付。
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ストリィディア王国トリスヴァル領の領都であるトリスの冒険者ギルドに所属するA級魔法剣士のアレク・ディアは、ギルドマスターのザック・シエルから直々に、メンバーが揃わない難易度Aの依頼への参加を打診される。野宿も想定される面倒なこの依頼に参加してくれるなら、ザックの費用負担でB級魔導士のシオリ・イズミを付けてくれるという。シオリは「家政魔導士」を名乗っていて、低魔力ゆえに攻撃こそできないが、冒険中の家事系雑務を一手に引き受けるらしく、彼女のおかげで最近は支部の依頼成功率が飛び抜けてよくなっているとまで言われ、アレクはその依頼を引き受けるが…と始まるこの作品。
読み始めは「よくある異世界転移系ファンタジーラノベなのかな」と思いきや、主人公は、特別な使命のために異世界へ呼び出されたわけでもなく、異世界で未知の素晴らしい能力として生かせるような元の世界の専門知識があるわけでもなく、おまけに「異世界なのに何故か言葉か通じる」というアレもない、ある日突然見知らぬ世界に飛ばされてしまった、本当に普通の女性。でも、真面目で努力家で気立てもいいシオリが繰り出すさまざまな家事魔法と彼女自身に、アレクや仲間の冒険者は惚れ込んでしまうのですが、本人もどうやらワケありっぽいアレクと、右も左もわからない異世界で生き抜くことに必死のシオリは、さてどうなるのでしょうか。ラノベには珍しい30代半ばの主人公2人が織りなす、異世界冒険ラブファンタジーをぜひお楽しみください!
ちなみに、よくまとまっているコミカライズ版も、読みやすくて非常におすすめです。
感情タグBEST3
匿名
アレクの恋人だった人はどんな人なんだろうとずっと考えていたので、今回で語られてすっきりです。
まだ10代の女の子だもんな、という気持ちと、それでも言っていいこと悪いことの分別も付かないのか、という厳しい気持ちがあり、別の意味ですっきりしません。
アレクのトラウマに迫るの巻
同居をはじめた2人はニルスに頼まれマンドレイクの緊急調達へ。
脳啜りという精神攻撃型魔獣に取り込まれそうになるアレクをシオリが唐辛子オイルで撃退するも、過去のトラウマに苛まれるアレク。
脳啜りはその人の罪悪感や恐れを増幅する魔獣だった。
同行したニルスはルリィのとりもちでマンドレイクの変異種と使い魔契約。
アレクのトラウマとなった過去、城から出奔に至る経緯がアレク、オリヴィエ、元恋人レヴィそれぞれの視点から描かれ明らかに。
信じられる人が少ない中で心を預けていた人から自分は無価値だと否定され絶望するアレク。
最後は司祭コニーからの依頼で幽霊屋敷の探索へ。
アレクの苦手なものが判明。
ルリィ最高です
この巻はアレクの少年時代の話しがあります。これまで断片的に出てきたアレクの生い立ち。そのトラウマになった状況も明らかになります。心に深く傷を負ったアレクの姿は、本当に可哀想で、つらいです。シオリがアレクの心に触れて前を向けるようになったように、アレクもシオリとの出会いに救われたのかよくわかります。重いお話の多い中、ルリィ最高です。使い魔たちの日記はいつもとても楽しみです。新しく仲間も加わりましたから、これからも個性的な日記が読めることを、とても楽しみにしております。作者様、頑張ってください
寸止めの恐怖
一気に読み終わって、面白かったけど、シオリとアレクさんそこまでしてるなら一線越えるよりよっぽどエロいのでは???
二人してまぁ・・・
三十代越えた二人だからこそのプラトニック(???)な関係ってことか?
どこでもかしこでもでさんざんちゅっちゅしといてBまでとか。
ましてやお風 ピーーーー~
うーん、もしかしてシオリはん、達して失神→そのまんまお姫様抱っこでベッド行きってプレイを気に入ってらっしゃる・・・?
最高です❗️
現代から突然魔法の有る、言葉も着るものも生活様式も違う世界に来てしまい、苦労しながら、事件に遭いながらも、暖かい人々に出会い力強く生きるヒロインが、とにかく素敵で、この世界に生きている心に傷を持っているヒーローと出会い、助け合いながら生きていく素晴らしいお話でした。早く続きが読みたい。
アレクの過去
アレクの過去が描かれます。あとがきで作者さんも書いていらっしゃいましたが、誰に感情移入するかで感じ方が違うとか、年齢とか考えると致し方ないのかなぁと思いながら、でもだからシオリと出会えて良かったのかな?とか考えました。
アレクの弱点も以外でした
Posted by ブクログ
異世界に転生し少ない魔力を活用して「家政魔導士」として必死に生き抜いてきたシオリ。
恋人で仕事のパートナーでもあるA級冒険者アレクと、相棒のスライム・ルリィと、今回は薬局からの緊急依頼で採集へ。旅の同行は薬師ニルス、久々?の弓使いリヌスと治療術師エレン。リヌスの明るさいいよね。今回は、これまでわずかに醸されてた、アレクの過去の話が描かれる。幼少期のアレクと弟オリヴィエの挿絵がかわいすぎた。あとは幽霊屋敷が舞台の番外編。恐ろしい話なのか温かい話なのか....という感じ。アレクは心の整理をつけるよう切り替えができつつあるっぽい。シオリはどうするんだろう。
う~~ん、話が重い….….
話が、だんだん重くなる。出てくる摩獣も気持ち悪くなってくる。けど、可愛いのも有るんだな(笑)マンドレイクって、ハリーポッターにも出てきたね。アルラウネも、キモ可愛いのかな?挿絵では、随分、可愛いらしかったな。それが、ちょっと救いかな?