【感想・ネタバレ】メタモルフォーゼの縁側(5)のレビュー

あらすじ

58歳差の二人が過ごした時間は交わした言葉よりも鮮やかで、きっと心の奥にいつまでも。どこまでも優しい物語、完結。

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「年の差50歳以上の友情のきっかけは…BL!?」
自宅で書道教室を開く75歳の雪さんと、書店でアルバイトしている高校生のうらら。何の気なしに手に取ったBLマンガにハマり、続きを注文する雪さんと知り合い、同じBL好きとしてざわつきながらもゴリゴリ布教できないうらら。でも、なかなかくっつかない作中のふたりにヤキモキして「続き!はよ!」って思う気持ちに年齢は関係ありません。何かに夢中になる気持ちが、平穏な日々を送っていた雪さんと、誰かと好きなものの話をするのが苦手なうららを、少しずつ近づけていきます。
雪さんの朗らかさに癒され、うららの不器用さをいとおしむうちに、いつの間にか読者の自分が元気になっている不思議な作品です。
あと、出てくる食べ物がどれもとても美味しそうです♪

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最終巻、、、

いい意味で最終巻っぽくないと言うか、、、これからもふたりの関係やそれぞれの生活が続いていくのかな〜と思い、嬉しくなりました。

2
2022年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サイン会で「描いてくださってありがとうございました」というセリフで、なんだか胸がじんわりあたたかくなって涙が出た。

2
2021年03月24日

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じわじわ・・・

じわじわっと、心に入り込んでくるような作品。想像していたのと違うラストですが、よかったです。うららさんに触発されて、どんどん積極的になって行く市野井さん。素敵です。うららさんの頑張りも、幼馴染みへの優しい行動もいいなぁ。コメダ先生も絶賛していた、うららさんのマンガ。完全版が読みたい。後日談も。

1
2022年07月19日

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ああ〜終わっちゃった〜

うららさんと市野井さんの会話をもっと読んでいたかった。ずっとこの二人を見ていたかった。
切ない気持ちになったけど、お互いに依存しないでニュートラルな2人としてそれぞれの人生を歩んで行くんだなー。
大好きな2人でした。

市野井さんはやはり娘さんの所に行ってしまうのかなー。きっとどこに行っても市野井さんは市野井さんなんだろうなぁ。

1
2022年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

興味あるサークルの前でうろうろするのがあるある過ぎて笑うしかない。
購入はそーまちんに託したのか。ここまで来たらすぐ帰しても変わらないと思うんだけどな。

「まわりの人とか環境が変わったからって、自分もさあご一緒にってわけにはいかないもんね」

パプリカ歌う雪さん。
「(勉強)したくなくて困ってます」「あらー」
強制しない雪さん。

「年月とは、かくも清々しきものなり」

「自分のためにやることって、なんか盛り上がらなくて」
いやー、なんかわかるなぁ。

英莉ちゃん、靴の違いとか、対比として置かれているが、悪い人ではないのよな。

どうして どうしてこんなに どこまでも優しいものを作ったの

傘倒し、倒れた方へ。「おしゃれしてるし」倒したい方向へ力を加える。

喫茶店のイスの高い席は、年が行くと座るのも下りるのも大変か。

君といると 僕はうれしい
君といると 僕には力がわいてくる
君といると 僕は僕の形がわかる
僕も君に それをあげたい

「この漫画のおかげで 私たち お友達になったんです 描いてくださってありがとうございました」
「やだもう」で涙するシーンまでに、雪さんからうららへの気持ちが溢れてるなあ。うららがサインだけでなく雪さんも一緒に写真に収めるのもいい。
一方でコメダ先生は雪さんだからこそ憶えていたのかもしれない、とも思う。

「今日は完ぺきな日でした」
うららもうららで、「足るを知る」というか、そういうタイプの人なんだよな。

0
2025年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに終わってしまった…。寂しい。
何度も読み返して、うららちゃんのように一つ一つのことをじっくり考えてみたい。
特に悲しい出来事も起きてないのに(雪さんとの距離的な別れはあるけれど)、読んでいてなんだか泣きたくなるのはどうしてなんだろう。
あとがきに描かれているうららちゃんの書いた作品「遠くから来た人」もすごく素敵。

どうしてこんなに心に残るのか。
年の差がある人とこんな風に友情をはぐくんだり、同じものを同じ価値観で素敵だと思えたりということがほとんど奇跡に近い、あまりないことだと知っていたうえで、すごく素敵でうらやましいと思う。
恋愛より友情の方が多分ずっと大切で切実で、なくてはならないものだと私は思うのだけれどすごく難しいものだと思う。
その絶妙な距離感の描き方が素敵でうらやましくて、なんだかちょっと悲しい感じがする。
どうしてなんだろうな。

私は娘が大好きだけれど、私は娘とはこういう関係にはなれないのだろうな。
私にとっても娘とうららちゃんのような関係は残念だけれど無理だろう。
いつか娘にも、恋愛とはまた別の形で、同年代でもそうではなくても、同性でも異性でも、お互いを大切にできる出会いがあるといいなと思う。

0
2023年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この漫画に出会えてよかった。大事件や、悲しい出来事、すごく良いことが起きるといった劇的なシーン(例えばうららの作った本が沢山売れるとか、つむっちと結ばれるとか)があるわけではないが、うららと雪さんが出会って得たもの、変わっていったことが確かにあって。私もこんな友達がいつかできたらいいな。これからも何度も読み返したい。

0
2023年03月29日

ネタバレ 購入済み

心があたたかくなる

漫画喫茶でbl本も読み尽くして
ふと、手に取った1冊...

4巻までしかなくて、
5巻をたのしみに帰ってきて、
わくわくしながら読みました......

この優しい時間が流れるかんじ
すごく癒されます。

心がぽかぽかあたたかくて、
すこしさみしい感じもあって...
とってもよかったです。
色んな人におすすめしたくなる1冊でした。

0
2022年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

売れないから撤収しよう、と思った時に
買って貰えるのはびっくりするけれど嬉しいだろうな。
お財布に入れて間違えて使わないように
とじんわり喜んでいる様子が微笑ましい。

自分の為にやることはなんだか盛り上がれない
というのは分かる感覚だ。

ちょっとの時間だけれど、
LINEで済ませるのではなくてファミレスで
感想を言い合う感じが可愛らしい。

見送りに行かなくていいよね?という問いに、
おしゃれしてるし本当は行きたいのではと思って
いいえ、と答えて背中を押してあげるうららさん。
用事があるのに品川まで着いて行ってあげるのが優しいし、
つむっちが甘え過ぎたとかありがとうとかちゃんと言えるのも好きだ。
『君といると僕は僕の形がわかる。僕も君にそれをあげたい』
という劇中作のモノローグとあいまって優しい気持ちになる。

コメダ先生が話しかけてくれるとは思わなかった。
お礼が直接言えて良かったな。
うららさんが喋れなかったのは残念だけれど
ふたりできゃいきゃいして、サイン本の写真を撮っているのが可愛い。
「今日は完ぺきな日でした」って素敵だ。

iPadを届けた日のことも、完ぺきな思い出の一つになっているだろうか。

それぞれ環境も変わっていくし
あまり合わなくなるかもしれないけれど
それでも完ぺきな日の光のような思い出が
これからいく先を照らしてくれるのだと思う。
最後まで淡々と優しい物語だった。

0
2024年10月11日

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