「年の差50歳以上の友情のきっかけは…BL!?」
自宅で書道教室を開く75歳の雪さんと、書店でアルバイトしている高校生のうらら。何の気なしに手に取ったBLマンガにハマり、続きを注文する雪さんと知り合い、同じBL好きとしてざわつきながらもゴリゴリ布教できないうらら。でも、なかなかくっつかない作中のふたりにヤキモキして「続き!はよ!」って思う気持ちに年齢は関係ありません。何かに夢中になる気持ちが、平穏な日々を送っていた雪さんと、誰かと好きなものの話をするのが苦手なうららを、少しずつ近づけていきます。
雪さんの朗らかさに癒され、うららの不器用さをいとおしむうちに、いつの間にか読者の自分が元気になっている不思議な作品です。
あと、出てくる食べ物がどれもとても美味しそうです♪
感情タグBEST3
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新しい友情のかたち
おばあちゃんと女子高生、2人を繋いだのはボーイズラブ、って設定珍しいし新鮮だった。そして内容も面白い。
年老いても、どんな自分でも、好きなものは好きと言えるようになったら良いなと思えた作品でした。
Posted by ブクログ
BLで繋がった高校生とおばあちゃんの話。
異質だけど、おばあちゃんに勇気をもらう高校生の立場になって包まれるようなあったかい気持ちになれる。人間と人間の理想の繋がりを感じる。
Posted by ブクログ
人間は感動する創作物に出会うと、自分とは違う誰かと、その出会った幸せを語り合いたくなるんだよなぁ…
と、しみじみ感じてしまった一冊。
75歳にして初めてBLコミックと出会ったお婆ちゃんと、友人づきあいが下手で、学校では孤立しがちで内気なオタク少女。
老婆は「こんなお婆ちゃんで」と遠慮しながら意外と図々しく、少女は勇気を出して作品の事を語るも図々しかったのでは、と後に落ち込む。
この凸凹がうまくハマるのかな。
75歳でも素直にマンガを手にとって、素直に読めるお婆ちゃんになりたいなぁって思ってしまう。
マンガ一冊に出会っただけで、こんなに人生華やぐなら、なんて安い買い物なのか。
Posted by ブクログ
ひたすら仲間に入りたい…!隠れ腐女子の高校生と淑女な雰囲気のおばあちゃんとのBLライフ。このタッチも好き。幼なじみの男子も気になる…