【感想・ネタバレ】遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方のレビュー

あらすじ

■ピュリツァー賞を3度受賞した世界的ジャーナリストが放つ、全米大ベストセラー!

■1970年代から2000年代初頭にかけて高賃金で中スキルの仕事がなくなり、ミドルクラスが消えた。
グローバリゼーションとテクノロジーが、必須スキルのレベルを引き上げたのだ。
大人になるまで学校に通って「勉強はおしまい」という時代は、もう戻ってこない。
生涯にわたって稼ぐ能力を維持するには、一生学びつづけなければならないのだ。

■協力、共感、柔軟性といったロボットに欠けたスキルを身につけ、人並みに暮らすにはどうしたらいいのか?
人間がAIの力を借りて、もっと生産的で豊かになるような未来を描くには、どうしたらいいのか?

■私たちは移行期にいる。容易ならざる環境だ。
だが人類はこういう移行を何度も行なってきたし、今回もできると確信している。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

加速の時代に対する著者の答えはコミュニティの再生である。

クリントン曰く、「アメリカの良さで治せない、アメリカの悪いところは一つもない」そうだが、著者もまた楽観主義をベースに、各地でコミュニティが再生されることを信じるのだという。

上巻はともかく、下巻はちょっとセンチメンタルな議論に走りすぎのように思えた。

また、「多文化を受け入れ、生涯学習の可能な都市部に暮らすことがアメリカンドリームにしがみつくための前提になる」というのも前作の否定のようでちょっと受け入れ難い

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2018年08月04日

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