あらすじ
こんな時代をサバイブするためには何が必要になるのか?
「ITスキルは最強の戦闘力になる」
アルゴリズム、統計学、プラットフォーム型ビジネス、プログラミング……道具として使いこなすための19のポイント
ビジネスパーソンの新・必修教養が5時間ですっきりわかる
【本書のポイント】
(1)最先端の技術については、その原理まで知る必要はない
(2)どのような影響があり、活用分野があるかに意識を向けることがビジネスパーソンには有効
【こんなことを学べます】
SKILL02 簡単なプログラムを書く
SKILL05 最強の学問、統計学の基本を知る
SKILL08 業務の生産性をあげる
SKILL10 プラットフォーム型ビジネスを作る
SKILL13 身近なところからマーケティングに使う
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Posted by ブクログ
情報化時代の3大変化
①情報の価値(>モノ)
②ネットワーク経済性&プラットフォーム
③スピード
1.コンピュータ+データ
Technovate thinking
①問題の定義
②データ構造化
③アルゴリズム化
④実行(プログラミング、外部リソースの活用)
*②〜④のレビュー・修正を繰り返す
コンピュータ要素
①入力装置
②主記憶装置
③出力装置
④演算装置(処理装置=CPU)
⑤制御装置(処理装置=CPU)
アルゴリズム(思考プロセス、計算量が少ない方が良い)
データ形式(配列、リスト、ツリー、グラフ)
ITシステムの構築
①要件定義
②仕様(アルゴリズム)
③実装(プログラミング)
④テスト
⑤使用開始
アルゴリズムとデータ構造くらいは事業会社側で考えられるように。
2.戦略・マーケティング
仕事を切り分け、コンピュータとの間で分担する
プラットフォーム型ビジネス構築ステップ
①できるだけニッチな顧客層
②顧客に最高の経験を提供
③ユーザー同士が価値を伝え合う仕組み
④資産を活かして隣接エリアに事業拡大
DXの4要素(3SO)
①サービス化(IoT、クラウド、API/SaaS)
②ソーシャル化(ソーシャル・メディア)
③スマート化(スマートマシン=AIとロボット)
④オープン化(オープン・ソース)
DXとは、自社のビジネスの顧客提供価値やその実現のためのビジネスモデルを、3SOの影響を受けた新しい消費者のニーズを意識したものに変えていくこと
デジタルマーケティング
①データ・ドリブンマーケティング
②One to Oneマーケティング
③CRM(顧客体験重視)
④MOT
AI時代の勝者と敗者(トマス・ダベンポート)
人間の付加価値は課題設定力、枠組みを考える力、クリエイティビティ
→論理思考力とゼロベース思考
Leading Digitalより、リーダーに必要な能力
①ビジネスの今後やビジョンを思い描く
②ビジョンに多くの人を巻き込み、一緒に取り組んでもらう
③組織の新たな意思決定の仕組みを作る
④ITとビジネスの現場をつなぐ
新しい知識やスキルの持ち主が将来の姿を思い描き、現場を変えていく時代
Growth Mindset
Posted by ブクログ
グロービス著。ITスキルを仕事上でバリバリと使いこなす必要はないまでも、それらの考え方や枠組みを素養として身につけることで、、という本。
感想。
企画通りの本で良い。後半は来たる時代の働き方論、リーダーシップ論に割いていて、内容自体は共感するが、そこはこの本でなくとも良い。
備忘録。
・問題の定義をするのは100%人間の仕事。
・コンピュータは記憶装置からデータを読みだして、計算して、記憶装置に結果を返すこと(=処理)を、繰り返し行うのみ。
・アルゴリズムとは、コンピュータを利用して与えられた課題を解決する為の処理手順のこと。ビジネスパーソンは、プログラミング言語よりもアルゴリズムを理解することを優先した方が良い。
・プログラムはオープンが当たり前。
・ITシステム構築の手順。①ITを使って実現したいことを考える、②それをアルゴリズムに落とす、③プログラミングをする、④実際に想定通り動くかテストする、⑤使い始める。プロジェクトがうまく進まないのは①や②に原因があることが多い。
・プログラミングご出来る人と、アルゴリズムが考えられる人はべつ。
・ビッグデータの価値の本質は、データに潜むパターンの抽出にある。
・過去に何度も行われた業務は、たとえ高度な知識を求められる業務であっても、コンピュータに取って代わられる可能性あり。
・ただし相関関係を示せるが、因果関係、相関する理由をコンピュータは説明できない。
・コンサルタントの得意な、問題解決におけるwhere,why,howも、コンピュータに置き換わるかもしれない。
・これからの時代はビジョンを示し、他の人々を引っ張る力が必要。
・今のビジネスは、社外の人と協業し合うネットワークが欠かせない。関わる人が全てパートナーと考えるべき。自分の都合を業者に押し付けるような仕事の仕方は無理。