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Posted by ブクログ
寂れた高原でカフェをオープンした奈穂の四季。日本のどこにでもあるようなバブル踊ってはじけて寂れてしまった高原の村。なんとか村を盛り上げようと頑張る自治体職員、独自の製品で人気を得る牧場。カフェや村の状況が現実からみたらうまく行きすぎの感じもするけど、小説のなかだけでも夢を見たい。奈穂と涼介のこれからも楽しみだし、「田中さん」が素敵だった。ぜひ続編を読みたい。食事の数々もとても美味しそうで、この本を元にしたカフェに行きたい。とくにベーコンサンド!食べたいなぁ。
Posted by ブクログ
目次
・風音
・夕立
・豊饒
・夢鬼
・融雪
・花歌
『風音』を読み始めて、説明的なセリフの応酬に辟易する。
あれ?
柴田よしきって、こんな作風だったっけ?
説明的な割には、登場人物たちはいろいろと秘密を抱えているっぽい。
主人公の秘密はおいおいわかるだろうけれど、カフェには不似合いな客として登場した「田中さん」は、やけに料理に詳しくて、「何なら俺が作ろうか?」って、客としてありえない台詞までかましてくるあたり、ドカンと大きな秘密を抱えているんだろう。
ベーコンだけを挟んだサンドイッチの出てくる作品は、『秘密の花園』だってすぐにわかった。
それをもっと大きく広げるのかと思えば、それほどでもなく。
もやもやしながらの読書だったな。
season1だから、人物紹介的な巻なのでしょうか。
カフェの開業、町おこし、人間関係の再構築。
書きたいことはたくさんあるけど、それなりに書けてはいるけど、柴田よしきにしてはなんか薄味。
そして奈緒が出来過ぎ。
もう少し七転八倒してもいいと思う私は鬼ですか?
Posted by ブクログ
いやー、、これ、好き!
主人公は都会から百合が原高原に突然カフェを開いた、30代の女の人。離婚調停中で、心の平安を求めてやってきた。
百合が原高原の魅力的な人々に加えて、美味しそうなバターや卵、ベーコンのお話。
わざわざ不満をいいにくる夫、優しいひよこ牧場の南さん、農業センター村岡さん、、
そしてランチにくるようになった不思議なおじさんの田中さん。
リリーフィールドホテルができて客がとられるなか、なんとなく想像していた田中さんの正体でやっぱり!て嬉しくなった。
ほっこりして、おだやかで、心安らぐ美味しそうなお話。
こういう小説いいね!