あらすじ
桃の節句の前日、はなの働く一膳飯屋「喜楽屋」に、降りしきる雨のなかやってきた左吉とおゆう。何か思い詰めたような二人は、「卵ふわふわ」を涙ながらに食べた後、礼を言いながら帰っていった。だが、二人の忘れ物に気づいたはなが、追いかけると、そこには川に飛び込もうとする二人が……。はなが事情を聞くと、店を持つために貯めた金を騙し取られ、死ぬしかないという。(「握り雛」より)はなの料理で奇跡は起きるのか。
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少食の力士、大工道具が手につかない大工、騙されて借金が膨らみ心中直前の若い男女・・。いろんな悩みをおせいとはなが喜楽屋の料理で、養生所の同心岡田弥一郎の英断で解決していく物語。猫のこはくの癒しも力にw。高田在子「にぎり雛」、はなの味ごよみシリーズ№3、2019.2発行、絶好調です。「近所のありがたみを食って生きてるようなもの」そう語るしず婆さんが風邪に。風邪薬を買いに「安心堂」に行ったおはなは、そこで良太と再会。偽薬販売店の用心棒風な良太は、一体何をしているのか。悪人捕獲の良太だったが、また逃げられた。
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桃の節句の前日、はなの働く一膳飯やに降りしきる雨の中やってきた佐吉とおゆう。何か思い詰めたような二人は、「卵ふわふわ」を涙を流しながらに食べた後、礼を言いながら帰ったはずだったっが・・・・