あらすじ
神田の一膳飯屋「喜楽屋」で働くはなのところに、ひとりの男が怒鳴り込んできた。男は、鎌倉の「縁切り寺」に逃げようとする女を追ってきたという。弥一郎の機転で難を逃れたが、次々と厄介事が舞い込む。
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神田の一膳飯屋「喜楽屋」を舞台にした物語、いよいよ佳境に。高田在子「勇気ひとつ」、はなの味ごよみシリーズ№7、2020.11発行。武家結城良太を慕う百姓女はな、公儀隠密の良太もはなの気持ちに添いたいと。良太の親友岡田弥一郎は、良太とでは結ばれない、幸せになれない、俺が幸せにしてやると、はなへの気持ちを。更に、良太の両親に会うと、父の結城弾正は、嫁に来ることは許さないと。だが、二人の思いに迷いはなく、父弾正の32年前の思い人るいの出現と、るいの機転でどうやら灯りが差してきたようです。
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今で言う、ダメ夫から逃げるため・共依存の母から自立するため、喜楽屋さんでごはんを食べてみんなパワーをもらっていく。
絵師になりたい女の子を鳩次郎さんが見守るお話。
そして、良太さんのお父さんと昔の彼女るいさんとの縁。
はなさんは、良太さんと結ばれるのが幸せか、弥一郎さんとが幸せなのかなぁ。
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花の味ごよみシリーズ第7作目。
良太が弥一郎に嫉妬したり、はなが良太の両親に会ったりと、わりと進展のある巻でした。
はなを巡っての弥一郎と良太の静かな男の戦いが。。
弥一郎グイグイくるなぁ。
良太の父親の昔の恋人・るいさんが素敵な女性でした。
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はなの元に一人の男が怒鳴り込んできた、男は逃げた女房を捜して「縁切り寺」のある鎌倉出身のはなを訪ねてきたのだという。女房のおちさをはなが助できるのかできるのか