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高田在子さんの「はなの味ごよみシリーズ」も最終完結第10巻です。「花笑み結び」、2021.12発行。百姓娘はなは結城良太に嫁ぐため、伊澤家で厳しい武家のしきたりを修行し、いよいよ武家の嫁にならんとする直前、伊澤家を飛び出し、岡田弥一郎に連れられ喜楽屋へ。めまぐるしい展開の最終巻。まずは骨を折ってくれた伊澤家、そして迎える結城家に対し、詫びる良太とはな。良太との縁はあきらめ料理の道を目指すはなを堺屋の隠居は堺屋の台所働きに。喜楽屋のおせいがはなに店とこはくをお願いと。店明けの朝、町人良太が料理人として。何事にも一生懸命の「はな」。そしてまわりの人たちがみんな素晴らしい。「はな」を(厳しくも)温かく見守る人たちばかり。最後の特別短編「弥一郎の味めぐり」は読者の弥一郎への気持ちに応えたものだった。
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シリーズを通して、ほっとするお話で、疲れているときにも10冊楽しく読めた。前巻が、もどかしく、はなに共感できない!と思うこともしばしばだったので、よかったです。
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おいおい、、、黙って逃げだすか?、、、と
なんとも気が滅入る前巻だったが。
ケジメをつけなければ、ずっと後悔を抱くことになると、良太に諭されるはな。
ケジメをつけて、堺屋の隠居の勧めで、ひとまず堺屋の台所の女中となる。
おせいが倒れたことで、養生のため、休業をすることになった喜楽屋。
さて、ここからは読んでのお楽しみ!
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シリーズ10作目で完結巻。前回までは主人公の「はな」の身勝手さに読み進めるのが大変だったが、最後に来て盛り上がってくれた。
武家に嫁入りするための修行を養家で行っていたものを、武家の生活は無理と逃げ出した「はな」を周囲は温かく迎え入れてくれる。夫となる予定の良太に説得され養家に戻り養父に激怒されるが、それは家族として迎え入れた親としての怒り。夫側の家族にも温かく対応され、グッと込み上げてくる。戻った先のご隠居さんの配慮で息子の商家のお勝手に勤めるが、これが奉公人含め本当に良い商家。居所の無くなった「はな」に最後は最高の場所を天は用意していた。
終わりよければ全てよし。
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花の味ごよみシリーズ最終巻。
大団円。
はなのことは最後まで好きにはなれなかったけど、これまでと比べてはなが自分でちゃんと頑張った感があったので、読後感は悪くなかった。
ラストにはビックリ!