あらすじ
「ゴブリンか?」
「残念ながら、不幸にして、幸いなことに、まさしくその通り!」
ゴブリンスレイヤーと呼ばれはじめた青年は、ゴブリンの群を皆殺しにした時に、不思議な灯の輝く指輪を見つける。その鑑定に紹介されたのが街外れに住む偏屈な魔術師――孤電の術士だった。彼女はギルドから依頼されている怪物辞典の改稿の仕事の手伝いをゴブリンスレイヤーに頼む。その担当する項目は――、
「ゴブリンについてか」
孤電の術士とともにゴブリンのことを調査するゴブリンスレイヤーは世界の果て――暗黒の塔へと辿り着く……。蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」第2弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ゴブリンスレイヤーさんの駆け出しの頃の話第二巻。
アークメイジからの依頼でゴブリン退治をするゴブスレさん。ここからゴブリン知識を蓄えていくんですね。
本編ではだいぶ人との関わりや喋りも増えた気がしますが、イヤーワンでは「そうか」率も高く感じます。これを読んでから本編に戻ると、成長した感もひとしおです。
牛飼娘もぎこちなく、、今の正妻ポジションに至るまでにはいろいろ積み重ねた日々があるんだろうなと。
本編と組み合わせるとより楽しく読めました。次はどういう話なのやら。
気付けてなかったけど、前巻の時点でのゴブスレさん、牛飼娘の事を同郷の幼馴染だと認識できていなかったのかな?
5年間塞ぎ込んでいた彼女からしたら思うところもあるんでしょうが、伯父さんやその他大勢の皆全てにとって四方世界は厳し過ぎる環境なんでしょうね。
ゴブスレさんの師としては圃人の老爺は本編でも出てきますが、弧電の術士も多大な影響を与えてそうなキャラですね。
前巻では本編で繋がりがあるキャラたちが多数出てきましたが、今巻で初出のキャラたちは本編での再登場はあったりする…?
廃坑の調査に向かった別のパーティーとか…?
Posted by ブクログ
町外れに住むアークメイジから依頼されゴブリン退治に何度か向かう。
灯の指輪を見つけ孤電の術士に渡す。世界の果てのような影がないダークタワーを登っていき、術士は何処かへ旅立つ。
槍使いと魔女がパーティを組み冒険しだす。
文章が素晴らしい。
本当に文章が素晴らしい。
個人的にはゴブスレの文章は、いっそ芸術的とも言えるレベルの作品。
ゴブリンスレイヤーがゴブリンスレイヤーとしてやって行ける様になった要因の一つ、知識という武器を手に入れる過程の話って所か…
そして転移の巻物初使用は此処か………