あらすじ
「つまり、ゴブリンか」
「そういう事になりますね」
昇級の話がある――そう受付嬢に呼び出されたゴブリンスレイヤーはその日、
片目を前髪で隠した男装の麗人――査察官を紹介される。
彼女は受付嬢の先輩で、子鬼退治のみで昇級基準を満たしている彼の実績を疑い、
都から審査のためやってきたと言うのだ。
棘鎖(スパイクドチェイン)を自在に扱い、
かつて《死の迷宮(ダンジョン・オブ・ザ・デッド)》へも挑んだことがあるという
査察官と臨時の一党(パーティ)を組んだゴブリンスレイヤーは、
近隣を襲い肥大化しつつあるゴブリンの群れ、その巣穴へと挑むのだが――!
蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」第3弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
上中下の三部作かと思い込んでいたら、まだまだ続くんですね…。
黒曜から鋼鉄等級への昇級の対象となったゴブスレさん、しかしゴブリン討伐しかしておらず、パーティーも組んでいない彼の事を、討伐実績&貢献度だけで昇級させる事に疑義を持つ者もおり…。
審査を担当する事になったのは、都からやって来た棘鎖を操る隻眼の査察官。
その彼女と組む事になった仮の一党での経験は、姉、姉が語り聞かせた父の狩りの技、圃人の老爺、弧電の術士らとの経験と同様にゴブスレさんを形作るものになってるんですね…。
若い戦士、銀髪の武闘家の娘、犬人の魔術師先生、森人の僧侶、鉱人の斥候らの一党は、本編での登場にあまり覚えがないのですが、このシリーズではレギュラー的な存在になるんでしょうかね?