【感想・ネタバレ】天下 家康伝 下のレビュー

あらすじ

平成の家康伝、最高傑作!
惜しまれつつ急逝した著者最後の文庫本。
信長の着想力も、秀吉の魅力もない家康が何故天下人になりえたのか、その謎に挑んだ意欲作。

本能寺の変、伊賀越え、小牧・長久手の戦い、小田原攻め、関東移封、朝鮮出兵、関ヶ原、大坂の陣。
遂に戦無き世を実現させた家康だが、天下を落ち着かせるにはまだ果たさねばならないことがある。
戦国乱世を終わらせた武将にして現代日本に礎を築いた男の一生を渾身の筆で世に問うた遺作、遂に文庫化。

解説・島内景二

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の作品として、個人的には、、天地人、黒衣の宰相が、良書とおもうが、これと同等に値する作品と思う。ただ、本作品は、関ヶ原に向かうところで終わるが、家康「伝」とするならば、関ヶ原の合戦模様から、大阪の陣までも表す必要があると私はあると思う。もし、著者の余命がもっとあったならば、上下巻だけではなく、関ヶ原合戦模様や大阪の陣も加えて三から四巻の構成で執筆したとも考えれられ、非常に残念に思う。また、三方ヶ原の合戦の描写は他の作品にない非常に秀逸なものと感じ、これと同じように、関ヶ原、大阪の合戦が描かれていたならば、まさに、過去の他の著名な家康小説と並ぶ、完成度の高い家康小説になっているものと考える。

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2019年12月15日

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