【感想・ネタバレ】風魔(上)のレビュー

あらすじ

南蛮人と見紛う異相、生まれながらの巨躯と膂力。箱根山塊に「風神(ふうじん)の子」ありと恐れられた英傑がいた――。時は戦国。関東の雄・北条氏一門は、関白豊臣秀吉率いる桁外れの軍勢を小田原城で迎え討たんとしていた。北条百年を影で支える風魔(ふうま)一党の束ねである小太郎は、主君を救う奇策を講じるが……。時代小説界の第一人者が、謀略渦巻く乱世に、自由を求め生きた、稀代の忍びの生涯を描く渾身の時代ロマン巨編(全3巻)発進!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

秀吉、関が原、家康の頃、忍びの風魔衆の棟梁、風間小太郎というとてつもなく強く、優しい忍びの話。
憎き相手となる、同業の湛光風車や家康方の忍びのまとめである柳生又右衛門との死闘や、敵・味方いずれともわからないような曾呂利新左エ門など、様々な特徴ある登場人物が入れ替わり立ち代り小太郎と関わりあい、助け合い、戦いあい、私の好きな種類のスピード感ある小説だ。
小太郎の強さは、少し、ファンタジー感のあるぐらいの人間離れした強さだが、それはそれで、楽しく読める。
とくに小太郎の人間味ある行動に惹き込まれた。
ただ、内容があるようで、ないようで、歴史小説と言うには、少し違うようで、どちらかというと、時代小説っぽい感じ。
全3巻。

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2017年12月08日

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