【感想・ネタバレ】陣借り平助のレビュー

あらすじ

「魔羅賀平助、ご助勢仕る」――緋色の愛馬を駆って颯爽と戦場に進み出た巨躯の若武者。人呼んで“陣借り平助”。名刀・志津三郎を腰に佩き、赤柄の傘鎗を自在に操る、並はずれた勇者であった。 そもそも安芸国厳島合戦で、毛利元就の陣を借り、無類の戦功を挙げた平助。以後、名だたる合戦で、必ず寡兵・劣勢の陣に加わることを信条とし、さらに士官の野心を微塵も持たぬ彼の名は、瞬く間に戦乱の世に轟いた。 今日もまた合戦に赴く平助。主は織田信長、敵は今川義元、向かうは尾張桶狭間。はたして平助を待ち受けるものは……。時代小説界随一の俊才が放つ、痛快無比の一大戦国ロマン、待望の電子化!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

陣借り平助シリーズ2冊一気読み。まずは1冊目のこれ。
戦国の世の傭兵「陣借り稼業」、弱い側の陣を借りる勇猛果敢な主人公「平助」。この漢がカッコよいんだよなぁ。

武術馬術に滅法強く、6尺に及ぼうかという身体は見事。弱い者の味方で女性に弱く、カラりとした性格ながら曲がったことは嫌いで、戦国の世の習いにはあっさりと肯定するものの、卑怯なヤツは許さない。

こんな男が史実に絡んだ合戦の弱い側に味方し、胸のすくような戦いをしてみせるのだから、面白くないわけがない。

女性蔑視、暴力肯定、史実改ざん、一方を悪役にしすぎ等々、叩こうと思えば叩ける内容かも知れないが…俺はこういう勧善懲悪のフィクションは単純に好きだなぁ。

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2021年07月10日

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