【感想・ネタバレ】冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 5のレビュー

あらすじ

ほどける事のない親子の絆!

娘アンジェリンのおかげでかつての冒険者仲間の一人
カシムと再会することが出来たベルグリフ。
春が近づき皆を連れて一度トルネラへ戻ることにするのだが、父と娘はお互いのことを思うあまり気持ちがすれ違っていき……。
さらに家族のように思っているシャルロッテとビャクにある問題が発生してしまって!?

揺れ動く親子の形の行き着く先は?
そして、シャルロッテたちに降りかかる問題は無事解決出来るのか!?
親子を描く大人気異世界ファンタジー、第5巻…!

本編加筆はもちろん、書き下ろしエピソード「猫の尻尾と街歩き」も大ボリュームで収録!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 シャルロッテの贖罪に一つの区切りが付く5巻である。
 彼女の贖罪はこれからの人生、これからの物語でも続いていくのだろうが、この5巻でのトルネラへの旅路で(特にボルドー伯への謝罪で)一つの区切りが付いた形だろう。

 ストーリーラインとしてはやや地味な巻で、剣戟が火花を散らすような展開は今回はお休み
 カシムが加わってのオルフェンでの生活から始まり、ボルドーを経由するいつもの旅路を経て一同でトルネラへと帰郷する物語である。
 その中での焦点は、上でも書いたようにシャルロッテの罪の清算。彼女を付け狙う追手のヤクモとルシールが、その上で重要な役割を果たしている。
 加えて彼女らは、ベルグリフが求めていた覇王剣についての情報を所持していた。大きな物語を突き動かす準備になるだろうポイントである。

 この作品らしい滋味のある文章でしみじみと描かれた合間の巻である。
 魔王相手に大立ち回りするのもいいが、娘のドレス姿に感涙する父を描くのもまたこの作品のらしい姿には違いない。
 評価としては星四つ半相当としているが、作品のらしさは継続的に健在である点は指摘しておきたい。

0
2019年07月17日

ネタバレ 購入済み

それぞれの悩み…

今回はキャラクター達が悩みを苦悩する巻でした。

アンジェリンは自分の生みの親の事に…

ベルグリフはアンジェリンへと説いた、冒険者の在り方について縛られていないか…

ビャクは自分の中の魔王についてなど、それぞれがさまざまな葛藤を抱いてます。

ちょっと、ほのぼのは控えめでした…

0
2021年12月20日

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