あらすじ
ある日を境に人が異形に見えるようになったブランシュ。
誰にも言えず、ずっと屋敷にこもっていたが、突然、結婚することに。
相手は冷酷非道と噂の次期辺境伯シルヴァン。
彼のことも化け物にしか見えないブランシュは、目を合わすこともできず怯えるばかり。
そして迎えた初夜。苛立つシルヴァンに強引に抱かれるが、その手つきはどこか優しく情熱的で……。
何度も身体を重ね、同じ時を過ごすうち、ブランシュは姿形よりも大切なものに気がついて――。
“冷酷非道”な次期辺境伯×人が化け物に見える妻、絶望からの真実の愛!
感情タグBEST3
これも深い愛情
ハマりました。
ヒロイン目線の描写を想像していくのもハマる要因のひとつかなとも思います。
ヒトを認識できなくてうちに篭るヒロインたけど、それだけに本質に近いものを感じ取ってる様子が真に迫っていて読み応えがありました。
Posted by ブクログ
こういったTLノベルを読むのは初めてだったのですが、想像以上に面白かったです。
序盤、純新無垢だった少女が数ページ後には見る影もないほど家族に虐げられている姿は胸を締め付けるものがありました。
人が異形に見える目を持つブランシュが、自分の夫となるシルヴァンの心に触れて恋をしていく姿は非常に可愛らしかったです。
異形とは
ヒロインがひたすら可哀想な、美女と野獣。
異形とは…?そのまま、姿が異形なのか?人が異形に見えるヒロインも異形か?人の心根が異形なのか?だったら愛は…誰が乞う?と色々考えながら読んでましたが、タイトルはまんまヒーローで良さそうでした。面白かったけど暗くて色々ともやもやが残る話でした。
ハッピーエンド!?
これはハッピーエンドなのか!?ヒーローもヒロインもハッピーエンドかもしれないが、ヒロインとしては社会的に健全とはいえないのでは?しかも子どもの頃の溌剌として社交的な姿はもう拝めないのでは??ちょっとモヤモヤするけど、ラスト以外はおもしろかったので星4つ評価で。
あと、敬語の使い方が間違っているところがなんだかなーでした。作者様は若い人なんでしょうなあ。近頃よく聞く言葉の使い方だったので。作家になるってすごいことだし、作文が一行も書けずに授業中に泣いた黒歴史のある私が言えることではないけれど、キレイな文章なのに間違った日本語が混ざるとがっかりしてしまう。それでも星4つです。作者様、これからも素敵な作品を期待しておりますよ!!