あらすじ
雁切真砂人と対峙する竜之介。戦いの途中で覚醒したひづると共に、竜之介は再びシデに挑む!! 一方慎平とミオはアランの畑へと向かったが、そこにも雁切真砂人の姿が…!?
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Posted by ブクログ
前からとても好きだったけど、この巻で完全にひづるのファンになった。
語彙には人格が表れるという話、印象的だった。脳は主語がわからないから発した言葉が自分に返ってくるというし、強く優しく美しい言葉選びができる人になりたいな。
言葉を大切にするひづるが、普段標準語で冷静に話しているのに最期に方言で「どんでん返しちゃれ」と言うのも心に残った。ひづるの根っこはこの島にあるし、芯にある派手な心意気と心の強さを表していると思う。
慎平が体育館で言っていたことといい、今回のひづるの命の話といい、この作者さんは椎名林檎と同じこと言っているのでは⁉︎ 命を使いきって死ねるかなあ、私も。
・お姉ちゃんと喋れて嬉しい竜之介かわいい
・全然勝てる気配なかったけど少しずつ希望が見えてきた
・トキちゃんがいつ見てもスタンド使いで好き
Posted by ブクログ
ここまで来ると、毎巻毎巻が山場になっており、澪の真剣な告白を見たりすると、クライマックスが近づきつつあるのを実感させられる。愛の告白自体は、すごくベタな感じもするが、変に大袈裟にせずに、日常のなかで淡々と展開されると、却って、グッとくるものがあり、切なかった。
そうか、24日は久しぶりに訪れるんだな。これで、ウシオ復帰の希望は俄然、高まった。が、それは相手も分かってるわけだから、さて、どうなるのか。竜之介を引き継いだ慎平のどんでん返しにも期待しよう。
これまでは、何度死を見てきても、ループすればいいじゃないかという安心感があったが、まさか、事象の地平線の存在が、ここにきて悲劇を起こしてしまうとは。
既に別の並行世界ということになってしまって、無かったことになっているが、私は確かに、この目で見た。南方ひづるの命を使い切った勇姿を。
クールに見えて、実はすごくあっけらかんとしたところが私的には好きでした。