あらすじ
御庭番の倉沢家に婿入りした、凄腕の隠密・喬四郎。義父が、義母に内緒で富籤を買うが、その富籤が思わぬ陰謀へとつながっていた――。「秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」の著者が放つ痛快作!
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富籤始末
紀伊藩がらみの、怨念を闇に葬る喬四郎
麻衣は、生きる道を見つけ、幼馴染の数馬を手にかける
吉宗の、天下人としての「孤独」「非情」「寂寥感」に、ウルウル感が良い
寒々とした虚しさだけの、ストーリーだが、義父母の口争いが「一服の清涼剤」か
才三とは別に、もう一人「手駒」を登場させて欲しいですね
Posted by ブクログ
藤井邦夫 著「富籤始末」、江戸の御庭番シリーズ№4、2019.9発行。藤井邦夫さん、まずまず楽しめました。藤井さんにしては展開がやや複雑、それが「まずまず」の理由ですw。吉宗が紀州から将軍になったとき、紀州に置いていかれたと認識した紀州藩佐橋が寺と談合、富籤に細工をして財を成し吉宗への遺恨を晴らそうとするストーリーですが、それに対して仙台藩の命を受けた甲賀忍者、そして御庭番が絡み・・・。私には複雑でしたw。