【感想・ネタバレ】私の庭 蝦夷地篇（下）のレビュー

花村萬月

箱館で茂吉と別れた権介は、三本脚の白狼オイヌサマ、アイヌのパセクルと出会い山で暮らしていた。やがてパセクルの死を看取った権介は、羆との死闘で傷を負ったところをアイヌの娘イポカシに救われる。一方、剣の腕を見込まれた茂吉はヤクザの一家を構え、札幌にまでその勢力を伸ばす。アイヌに心を通わせた男と、無頼に生きる男。蝦夷地を舞台に迸る二人の運命を描く！

[ブクログ · ★★★★★]

面白い。

結構なボリュームなのに飽きさせない。
すげぇー

権介＆茂吉がめちゃくちゃ気になる。


あっぱれ

[ブクログ · ★★★★☆]

権介と茂吉の性格は対照的ですが 、権介はある種超越した性質を持つことから、ボクは茂吉側の視点に立ちました。

蝦夷でのサバイバルは想像の世界でしかありませんが、強烈な寒さとアイヌの知恵は、旅を知る花村萬月の経験が裏打ちされた描写だと感じました。

権介と茂吉は再会するのでしょうが、何処でどんな形で再会するのか続編が楽しみです。