あらすじ
セフレから始まって、恋人同士になった秀那(しゅうな)と林田(はやしだ)。そんなある日、秀那に大阪支社への転勤の辞令が出て……。ピアス跡だらけの『怪物』林田と、器用な恋しか知らない秀那。おげれつたなかが剥き出しにする、「好き」のその後の物語。
林田が秀那と出会うよりずっと前、「かんちゃん」だった頃の恋が腐食していく日々を描いた『はだける怪物』前日譚「薊」(あざみ)を収録した特装版!「薊」は2015年刊行の同人誌を復刻したもので、リバ表現があります。
※こちらは[小冊子付特装版]です。小冊子収録のない[通常版]と本篇の内容は同じです。
感情タグBEST3
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匿名
かんちゃんが私が思っていた以上に弓のことが大好きだったんだなぁって思って、弓との楽しかった思い出の回想とかも余計に辛かったです。もっとツラいとか、悲しいとか言えていたらと思うと切ない😢秀那と出会って、少しずつ感情が出せるようになったのは良かったけど、まだ弓のことを完全にたち切れてない…。下の展開はどうなるんだろう…。
シリーズを読んできたのですが、この作品も胸が張り裂けそうというか鷲掴みにらされる感覚になりました
林田と弓がお互い救われるお話でよかった
既によくわからないけどうまくいっている2人。
林田さんには暴力を振るって別れた相手がいる。
転勤で遠距離になったけど意外と林田さんも頑張ってくれてる
そんななか、林田さんの家に貼ってある写真の人と大阪で会う
かんちゃん、よかったね、、
錆びた夜、恋愛ルビ、と続けて読むと更に入っていけます。
林田さんは以前ブラック企業で酷い目にあって心を壊してしまって当時の恋人に暴力を振るってしまっていました。
少しだけ事情を知っている今カレ秀那と再構築していく過程がとても良いです…
泣きそう
今回ようやくカンちゃんの精神がぶっ壊れてしまった詳細がさらに明らかになってるけど、非常に辛い内容。ただ救いは弓もカンちゃんもそれぞれのパートナーがいること。それを思い、カンちゃんとこの先秀那と別れないでと思いながら読み終えました。
今まで見てきた中でも、胸がめちゃくちゃ痛くなる作品のひとつです。恋愛もですが労働、暴力の描写に胸が締め付けられました泣 暴力で逃げてたかんちゃんが秀那と出会って幸せになっていくのが見れてよかった。
匿名
感動した!
上下巻とも読みました。なんだろ・・・最後、ハッピーエンドなのに、読み終わった後に、物凄く切なくなった。作家さんの書き方がとても上手ですね。どうにも出来なくなってしまった、林田さんと弓さん、お互いボロボロだったけど。二人とも救われて良かった。
最高
あざなを読んだときからこのカップルが好きで、今回も最高でした。林田さんの過去が描かれていましたが、今の林田さんはどうやってできたのか分からないくらい悲惨な経験をされていて、読んでいて悲しい気持ちになりました…
おげれつ先生の作品は感情が繊細に描かれていて、どれも素敵なのでおすすめです!
Posted by ブクログ
きっと女子から見たらかんちゃんと出会う前の方が格好いいのだろうけど、今の余裕のない秀那の方がいいなぁと。かんちゃんのふと秀那び見せる表情も柔らかくなって良かった。弓も再登場してきて秀那はザワザワしてるけど、色々と過去の気持ちを決着させてまた新たな関係を築いて欲しいなぁ。小冊子はだんだんブラック会社のせいで壊れていくかんちゃんが痛々しくて辛かった、、すごく真面目な人なんだよね、きっと。
Posted by ブクログ
秀那×林田さん(かんちゃん)の話の続編。
2人はそこそこ順調に付き合っているが、秀那は林田さんちの壁の写真が気になる。
それは、林田さんが高校時代から付き合っていた元カレの弓と写真。
そこにはすごく笑顔の林田さんが写っている。
弓さんの事、今も好きだからはずせないのか?
そうい聞いたら、違うと答えた。でも、これは外せないと。
不愛想で思い通りにならない林田さんに、今までの彼女とかに対するのではない気持ちが募る。
そんなある日、秀那に大阪への辞令がでる。2年間。林田さんに相談すると
「遠距離になるわけ・・頑張るわ」と。
分かれるとも、行くなとも言わなくてちょっと拍子抜けする。がんばる?!
2人は昔の恋愛を思い出す。林田さんはかんちゃんとの。
秀那は同窓会に行って、元カノと再会して、自分は顔だけで選ばれてたんだなぁ・・と実感したり。
秀那は最後に林田さんに「その写真の相手」についてどうしてはがせられないのかと問い詰めると、林田さんは、
初めて好きになって付き合っていたけど、何年もひどく殴っていた。
今、秀那を大事にできているかとちゃんと考えるために貼っているという。
二人の遠距離恋愛が始まった。
秀那は大阪で連れて行ってもらったバーに、「ゆみ」と呼ばれた男性と知り合う。
林田さんの部屋に貼ってあった、あの「弓」だ。
この人が?!
ってところで上巻は終り。
このシリーズの最初にコレを読んでしまったときは、ちょっとよくわからんぞ・・・っておもったけど、
やっぱシリーズ最初から読むと、かんちゃんの辛さと、でも結局あんなにひどいDV男やったやん!ってもやもやする気持ちになる。
過ちを反省して、改めて、二度としないと誓っていきている林田さんには同情はするかな・・・。
ま、弓が真山さんっていう相手と幸せになっているからだけどね~
とても読み応えあります!
秀那がだんだん一途になっていく様子が可愛いです。
かんちゃんは過去の自分を許せないようですが、秀那と過ごす事で少しずつ解消されると良いなと思います。
秀那が弓を写真の人だとが付くところで終わりました‥‥どうなっちゃうの⁉︎
切ない
かんちゃんと弓が付き合ってる二人して笑いあってる時代を見ると泣けてくる。
かんちゃんも妹の学費とかで稼がなきゃいけないし、他に雇ってくれる所ないとブラック企業を辞めたくても辞められず、弓に当たるのも分からなくはない。だけど、どんな理由があろうと殴って良い理由にならない。
結局、転職出来たんだし、弓が可哀想でかんちゃんを許せない。かんちゃんが笑ってるのが許せない。
弓と真山の話しを見たい。