【感想・ネタバレ】死刑にいたる病のレビュー

あらすじ

鬱屈した大学生活を送る雅也は、連続殺人犯の大和から冤罪の証明を頼まれる。戸惑いつつ調査する雅也が辿りついた驚愕の真実とは。『チェインドッグ』改題文庫化。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は1つの事件の解決を目指して進んでいくのだが、
段々主人公が不穏な様子になっていき、
終盤に危なくなってきた時に、危機を回避するような展開でなんとか落ち着く。
洗脳されるストーリーに面白さを感じた。
あと、根本的な解決などはしないまま、
終わってしまうのがまた怖い部分でもあった。
非常に面白い内容だった。

0
2026年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく面白かった。久しぶりに一気に一冊読んでしまった。
連続殺人鬼・榛村から手紙をもらったパッとしない大学生・雅也。警戒しながらも関係者に聞き回ったり、事件について調べたりしていくうちに、周りから「話しやすくなったね」と評される。本を読んだり、出かけて色んな人と話したからかな、と思っていたら、急に雅也の母親の話になっていってびっくり。幼い子に対して変な目で見たり、榛村への共感が危険なくらい高まって行った時に、金村や灯里からの連絡でストップがかかったのは、よ、よかったね〜、と読んでた。
でもエピローグを読んだら、榛村が操ってたの、あの人もこの人もみーんなじゃない!って最後にびっくり。
主人公の栄光の神童時代に周りのウケが良かったのも、榛村と共感してたから、ってのもうわーーってなった。
こりゃ冤罪じゃなさそうだなぁ?!

あと印象的だったのは、榛村が十代のころにやった小学生への拷問と虐待。指とかより、特に女の子の性器への異様な執着が見られた。榛村自身、性的虐待を受けたことのショックが大きかったことの証左だし、本当に小さな子は守ってあげなくちゃいけないと思ったよ。

0
2026年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

傑作。
映画化され、公開当時に観て、衝撃と満足感から「絶対に原作を読むぞ!」と意気込んでから、はや3年。
やっと読んだが、個人的には正に傑作。

まず、今作の連続殺人鬼:榛村大和のキャラクターが映画版と違い、美青年という設定で驚いた。映画版で榛村大和を演じる阿部サダオは「近所に住む、接しやすいおじさん」という印象があったが、作中での書かれ方的には「40代とは思えないゴリゴリのイケメン」という感じ。
この差分が決してマイナス評価という訳ではなく、この采配をした、白石和彌監督の思い切りが良いなと感じた。
しかし、原作と映画版の榛村大和の一番の共通点はやはり「眼」。
この「眼」は、時に相手に充足感を与え、時に相手を縛る監視の「眼」となる。この「眼」が作中の随所に描写され、読者が榛村大和が作り上げた物語に惹き込まれる要因の一つと考える。
この「眼」を映画版ではライトや編集に阿部サダオの神がかった演技が合わさり、完全に再現されている。
また、この作品で秀逸なのは主人公:筧井雅也が調査を続け、真実に近づくにつれ、行動や雰囲気が榛村大和に近づいていく描写。
残酷な描写が多い今作だが、序盤から捻くれているところはあるものの、基本的には理論的な考えをする筧井が、徐々に衝動的な行動を見せ、それを第三者視点で見るのが、本能的な恐怖を引き出してくる。

0
2026年02月24日

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ネタバレ

なんかやけに気になった本。大体こういう気になる本は自分的に面白い確率が高い。というので読んでみた

こわ。

読み終わった瞬間、なんとも言えない怖さと後味悪さがいい感じにきて面白かったです。なんかこう、終始手のひらに踊らされていた感。連続殺人犯は何がしたかったのか。いくつ人を踊らせればいいのか。主人公逃げてくれ。
シリアルキラーの精神が覗き込めるかもな一冊。

0
2026年05月24日

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ホラー

話に引き込まれる
最後のどんでん返しが圧倒的
序盤から中盤は主人公がまともだったのにどんどんと犯人に洗脳されていく過程が怖かった
腑に落ちない終わり方も非常にはがゆい

#深い #怖い

0
2022年05月20日

ネタバレ 購入済み

一気読みしました。

雅也が大和に飲まれて行き過ぎて犯罪を犯すのではないか・・と、ヒヤヒヤ。
雅也と大和・・パン屋の客よりも親密な関係性があるのでは?と予想はしていましたが・・・
最後の面会で、やはり殺人犯は殺人犯なんだな・・・と。自分をしっかり持つ事って大事ですね。

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2022年05月06日

S

ネタバレ 購入済み

引きずられる

一気読み。変な吸引力と言うか、読まずにいられなくなってしまいました。雅也がボーダーラインを超えるか否かがとにかく気になって、ぞわっとした怖さと共に私も支配されてしまったのかも......

2
2022年05月08日

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ネタバレ

ミステリーかと思ったら違かった。結局榛村大和の遊びに付き合わされているだけで、雅也が死刑に至る病にかかるところだった。洗脳怖い、、、

0
2026年10月07日

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ネタバレ

前半の方でなんか見たことある設定だなーと思っていたら、映画を先に観ていたようだ。
割と映画も原作通りたが、最後の終わり方は映画の方が嫌な感じだったような気がする。

シリアルキラーからのお願いで、一件の冤罪の真相を調べる話。
自分がシリアルキラーの息子かもしれないと思った時に殺人衝動にかられる場面などは、状況から思い込みでそう思ってしまうよなーと思った。
主人公が最初は嫌悪感を感じるようなキャラクターだったが、読み進めていくうちに変わっていくのも感じた。

金山から「あの名刺の名前は本名?」と聞かれた意味はよく分からなかった。何か見落としているのだろうか。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書き口はさっぱりしているのに、内容が鬱すぎる。
こんなにはっきりと『洗脳』を文章で描けるのがすごすぎた。

最後は少しエンタメみを感じだが、物語としての完成度が高い。
もっと櫛木作品を読みたくなった。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白いが嫌な話。主人公があっさり洗脳されてオイオイと思ったが、この相手でこの経歴なら仕方ないな…と嫌な納得もある。最後悪くないエンドのはずが、何となく不穏な空気で読後感はスッキリとはいかない。サイコパスに関わる危険性が良く分かる本。ヤバい宗教にも通じるものがあった。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

洗脳系。
「虐待を受けていた人間」をテーマにした小説。
意思疎通できていたと思っていた主人公へのどんでん返しの分だけ星1つ追加。

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2026年05月25日

ネタバレ 購入済み

怖いくらい惹き込まれた

シリアルキラーには何故か人を惹きつける魅力がある
その魅力を主人公が探求してゆく物語
善悪を問う物語出ないのが心地良かった

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2024年11月15日

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良い後味の悪さ

バッドエンドやホラー系が好きな私ですが、この本の終わり方には震えました。殺人犯と関わるうちに性格や行動が変わっていく主人公、最終的には素の生活に戻り、平凡ながら幸せな暮らしをしていくのかと思いきや、、
映画を先に観ていたのですが細かな違いがあり、どちらも楽しむことができました。

#怖い #ダーク

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2024年05月16日

ネタバレ 購入済み

共鳴してしまう怖さ

映画が公開されていたので、気になって読んでみました。
共感できない主人公だったはずなのに、いつしか彼と同じ心情に陥っていたみたいです。
読み進めるスピードが上がり、辿り着いた事実に「えっ?!そうだったの…」大丈夫か自分と思わされました。
この物語は続いてしまうのか?とフィクションなのに心配になりました。
ホント、櫛木理宇さんにやられました。

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2022年07月03日

ネタバレ 購入済み

支配

榛村に取り込まれそうになる自分がいた。金山と雅也のように、取り込まれる前に気付くことができた人がいたのかが気になる

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2021年09月05日

ネタバレ 購入済み

大人になれない病

 読み進むにつれ、榛村の語り口に魅了されます。
たった5分の面会なのに、ハートを鷲掴みにするその感じを、心地よさと判断するのか、違和感と判断するのか。難しい選択を強いられます。
 根底にある児童虐待は、どう解決し、どうフォローすればいいのか。
どうか、子どもたちが愛情に包まれて成長できる世の中になりますようにと、祈らずにはいられません。

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2022年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

恐らく世界には俗に言う『ナチュラルボーンキラー』は存在するのだろうけれど、それはごく僅かな例であって、猟奇殺人者の殆どは幼少期に親(または環境)という名の怪物達の虐待によって原型を創られるのではないだろうか?

常々思っていた事を誤解を恐れずに言えば、
『子供が嫌い』と平然と言い放つ様な輩たちは絶対に親になどなるべきでは無いのだ。
言論を弾圧する気は更々ないが、その手の発言を格好つけからでは無く(そういう奴が割といる)、本気で言っているのなら、とっとと去勢した方が良い。

今作の連続殺人犯もそういう風に作られてしまった一人。
それでも彼の犠牲者達が主に年端もいかない子供達であることを考えると(犠牲者は犠牲者であって年齢は関係無く、非道な行為なのだが感情的にはいたたまれない)、そこには微塵も同情の余地はない。
とはいえ、
悪意の伝播は何処かで止められなかったのだろうか?と思わざる得ない。
幼少期に彼に関わる誰も彼もが胸糞だった。
最低な奴ら…。

作中『不幸な生い立ちなら何しても…』と、主人公に詰め寄る人がいたが、ステレオタイプの薄っぺらい正論だと思った。
それを今まさに虐待のさ中にいる子供達へも鼻息荒く言えるのだろうか?

さて、
単にホラー小説としてはスイスイ読める興味深い物語だったのだが…
で、結局殺人鬼の男は主人公と何がしたかったの?と思うと今ひとつ要領を得ない、と言うか意味が分からなかった。
人を操って俯瞰から眺める優越感? なんか動機がくだらなくない…。

最後のドッキリも分かり易く予め予想出来たし、
この作品、つまらなくは無いんだけど、犯人像と同じく小さくまとまっている様に思う。

やっぱり
レクター博士は唯一無二なんだな。

0
2026年08月13日

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