【感想・ネタバレ】ロミオとロミオは永遠に〔上〕のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

★上下巻のレビューになります★

いやあ、秀逸!
掘り出し物みつけたー!って気分でいっぱい。

汚染物質でいっぱいになった地球から新地球へ人類は移住。
残った汚染物質の片付け処理班として日本だけが置き去りに。
そんな、夢も希望もない地球で育つ若者の唯一の希望…
それは、「大東京学園」に入学し、卒業総代となること!

そうしなければ、汚染された身体では子供を作ることも許されず、
過酷な労働に安い賃金。
卒業できれば官僚への道は決まり!

ただ、入学してみるとそこは、死と隣り合わせのキチガイ授業、
夜には前世代のサブカルの塊の秘密基地。

そんなおかしな世界に飛び込んだシゲルとアキラ。
彼らは無事卒業総代となれるのか?!

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本当にサブカルの塊。
AKIRAや中央フリーウェイから始まり、
力道山やキティちゃん。

そういったちりばめられている昔のものと、
近未来の汚染された人間と環境。

チグハグすぎるのにものすごいスピード感!

恩田陸作品のなかでも上位独占!

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2013年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ハラハラドキドキが止まらない展開、かなり残酷で恐ろしい場所で、次々に素敵な仲間が倒れていく悲しい展開、だけどアキラやシゲルがスッとするほど爽快に決めてくれる。すごいおもしろかった。
あとがきにもあった通り、かなり残酷な終わり方だったなあ…結局同じ歴史を人は繰り返す、でもそれを誰も非難はできない、みたいな。でもあいつら頑張ったんだからいい目見せてあげてもいいじゃないの!本音はそんな感じ^^

あとオオムタがかっこよかったです。

新宿組整列の絵を描きたいなんて思ってしまった。
始終脳内イメージが青エクだった。なんでだ。アキラ:燐、リュウガサキ:坊、シマザキ:志摩くんだった。なんでだ。

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2011年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに、恩田陸の作品を読んだ。
いままでほとんど、あさのあつこ作品を読んできた。わたしは、彼女が書く少年が好きだからだ。今回はなぜこの作品を読もうと思ったか。この物語の主人公も少年だったからだ。しかも、内容がSF!!舞台は近未来の地球。しかし、地球には日本人だけが居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事している。という面白い設定。結構わたし好みだった。
主人公・アキラとシゲルが通う大東京学園は東京にあり、過酷な受験戦争に勝ち残ったエリートが通っている。寮の名前が、23区の名前になっているのが、ツボだった。しかも、豊島区にある遊園地・としまえんは“年増園”。ディズニーランドは、“ディズミーランド”。身近なものが物語に出てくるのは、読みやすかったし、親近感があった。スピード感があり、だらだらと長くない。しかし、学園が舞台のため、学生が多く出てきて、しかも名前がカタカナ表記のため、名前と特徴がなかなか一致しなかった。全体的に簡潔に書かれていて、感情移入が難しかった。
続きが気になる。

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2011年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロミオとロミオ。
近未来の歪んだ機構の学園ものという記憶があったが、まぁ大体合ってたか?
上巻では、まだまだいいとこで終わる。これが下巻にうつった時、一気に面白くなるんだよなぁ(確か)。
アタミの話し方とかが、神原恵弥を彷彿とさせて好きだなぁ。あとはキョウコ。下巻が楽しみ。

(2010.02.11)


ロミオとロミオは昭和とか懐かしくなるので面白い。
ただ、あの新宿クラスへのやり方が読んでるこっちも怖くなるくらいですけどね。。
…ダメだ、再読してからも結構経ってしまったのであんまり感想が思い出せないや。。

(2012.09.29)

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2012年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

近未来を舞台にした、サイバーパンクサブカルチャーSF学園もの作品。

ざっくり言えば壮大なる脱走劇なのだが、散りばめられてるネタが20世紀をオマージュしてるとかで、昭和ものの話がてんこ盛り。

昭和を生きた人間からすると懐かしさや郷愁が漂う。

そこに恩田作品定番である学園もの、「ドミノ」のようなハチャメチャ感、サイバーパンクなSF感が盛り込まれた爽快なエンタメ作品で、上下巻でありながらあっという間に読みきってしまうほどの仕上がり。

ただあまりにいろいろなことを詰め込みすぎて、中途半端さ感が否めないところがちょっと。

様々な展開を見せるてんこ盛り作品は「ドミノ」くらいに抑えた方がしっくりくるなぁという気がする。

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2015年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。ライトノベルちっくな雰囲気で、昭和のサブカルネタ満載の遊び心ある作品。しかしテーマは反体制的。いつもの恩田さんとは全く違う作風。(正直好みど真ん中とはいかないんだが・・・)作品を読み直していくと、それぞれ全く違う色や匂いを醸し出して、ジャンルもテーマも本当に幅広いなあと感じる。そして下巻へ。

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2015年02月24日

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