【感想・ネタバレ】凶犬の眼のレビュー

あらすじ

悪徳刑事・大上章吾の血を受け継いだ日岡秀一。広島の県北の駐在所で牙を研ぐ日岡の前に現れた最後の任侠・国光寛郎の狙いとは?日本最大の暴力団抗争に巻き込まれた日岡の運命は?『孤狼の血』続編!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的に狐狼の血より好きでした。
国光が魅力的なキャラクターすぎて…これぞ私が求めていた仁義を貫き通す極道の姿でした。

印象に残っているのは国光が川で溺れてる子どもを真っ先に助けに行った時のこと。
すぐに遠くに行ったけどつけ髭も外れて龍の刺青が濡れたシャツから透けて見えたシーン。祥子目線で見た気持ちになってる。まさか祥子の通報で終わっちゃうなんてなあ…。
あと日岡と盃を交わすところ。ちゃんと有言実行する国光に痺れる。捕まるまでにやらなあかんこともかっこよすぎるし最後の裁判でも最初から最後までかっこよすぎる。
一之瀬さんはなんで国光なんかと仲良くしてるのか?って思ったけど一之瀬さんも国光も仁義通す人やもんな。
日岡も大金叩いても国光のために犯人探そうとしていてあぁ〜となってしまった。

プロローグはどこかの極道同士の会話かと思ったけど読み切ったあともう一度読むと全部わかっちゃう。あぁ〜。国光と日岡の物語もっと見ていたかった。
国光最後明石組の者に殺されたけど本望やったんやろうなあ。

狐狼の血3部作終わってほしくなさすぎる。国光で開花した日岡をまだまだ見ていたすぎる。
だんだんガミさんのようになっていく日岡見ていたすぎる。

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2024年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ネタバレというか勝手なクロスオーバーなのですが、龍が如くという極道ゲームにハマっています。その時にこの本を読み、真島吾朗という隻眼でヒ首使いの推しキャラとそっくりに感じました。
男気のある行動や最後の顔に傷を付けるシーンが大好きです。
往生すんなやぁ……

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

柚月さんの作品なのでかなり期待して見てしまうのでハードルは上がってるはずなんですが・・。期待を裏切らない!日岡と国光の盃かわすシーンが痺れます。面白かった~。

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2023年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025.06.明石組の組長の武田が義誠連合を率いる国光によって殺害された.そんな中,日岡は晶子の店で国光と会い,国光は,「いつか目処がついたら日岡の手で手錠を嵌めてもらう」と言う.日岡が左遷されている田舎の駐在所近くのゴルフ場建設現場に国光たちが隠れていた.しかし,警察に見つかり国光たちは立てこもり人質として日岡を要求する.その後,日岡と国光は盃を交す.明石組と心和会が手打ちとなったのを確認して,国光たちは警察の前に出て,日岡に手錠を嵌められる.国光は旭川刑務所に拘留されるが,その後,国光の親分の北柴が誰かに殺害されたため,国光は日岡に犯人探しを依頼する.日岡は犯人を割り出し,国光たちが処刑する.その後,服役していた刑務所内で国光は,やはり同じく服役していた明石組の組員によって殺される.ヤクザものなので,ちょっと引いて読んでいたが,それぞれの正義があり,展開も面白くて良かった.

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物や関係性を忘れないうちに続編を読もうと思っていたが、ヤクザの人間関係はややこしい。細かくメモしてもなかなか頭に入らない。でもそれだけ沢山の人が関わり、横にも縦にも分厚い世界があり特殊な構造をしているとわかって面白かった。
なんといっても国光がカッコ良かった。言ったことは必ずやる、約束は違えない、信頼に値する男である。エピローグは悲しかったが、親の仇をしっかり取ろうとするヤクザのほうが国光と気が合うかもしれないと思った。
日岡のその後が見られたのもよかった。まだヤクザの世界を渡り歩くには早く、ガミさんのようにはいかず危なっかしいところもあるが、人格や気質を見込まれて国光に仕上げてもらったような形だと思う。続きも楽しみ。

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2025年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

午前中に「孤狼の血」を読み終え、勢いそのままにprimeで映画版を楽しみ、夕方からシリーズ第2作となる本作を読み終えました。

「狐狼の血」と比べ、血生臭い抗争シーンが少ない分、非常に静かな作品です。

ヤクザ物で静かな作品って表現もどうかとは思いますが、確かに本シリーズの主人公は警察の日岡ですから本来は血生臭過ぎるのが違うのかもしれませんが...

しかし静かな立ち上がりでしたね。

左遷され田舎の交番勤務となった日岡の静かな日常が心和会の国光の登場とともに一気に荒れ狂う。

「あんたが思っとるとおり、わしは国光です。指名手配くろうとる、国光寛郎です」

「わしゃァ、まだやることが残っとる身じゃ。じゃが、目処がついたら、必ずあんたに手錠を嵌めてもらう。約束するわい」

国光が立て篭った建築現場で一般人と入れ替わる形で人質交換として送られた日岡はそこで国光が何をする気なのかを知り、国光と五分の盃を交わす。

警察がヤクザと盃を交わしちゃうんです⁉︎

そして約束通り国光は日岡に手錠を嵌められ...

ん?

まだページが残ってる...

本作のラストで日岡は「例のもん、受けとります」と晶子に告げ、大上が日岡に残したものを引き継ぐ。

そしていよいよシリーズ完結編「暴虎の牙」へ。

急ぎ入手しないと^^;

個人的には本作で出番の少なかった一ノ瀬の暴れる姿を期待しています。

そして、何よりガミさんの意志を受け継いだ日岡がさらにパワーアップして登場する姿が待ち遠しくて仕方がありません。

説明
内容紹介
『孤狼の血』続編!

悪徳刑事・大上章吾の血を受け継いだ日岡秀一。広島の県北の駐在所で牙を研ぐ日岡の前に現れた最後の任侠・国光寛郎の狙いとは?日本最大の暴力団抗争に巻き込まれた日岡の運命は?『孤狼の血』続編!
内容(「BOOK」データベースより)
広島県呉原東署刑事の大上章吾が奔走した、暴力団抗争から2年。日本最大の暴力団、神戸の明石組のトップが暗殺され、日本全土を巻き込む凄絶な抗争が勃発した。首謀者は対抗組織である心和会の国光寛郎。彼は最後の任侠と恐れられていた。一方、大上の薫陶を受けた日岡秀一巡査は県北の駐在所で無聊を託っていたが、突如目の前に潜伏していたはずの国光が現れた。国光の狙いとは?不滅の警察小説『孤狼の血』続編!
著者について
●柚月裕子:1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『盤上の向日葵』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
柚月/裕子
1968年岩手県出身。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪漢刑事の闇の遺産(警察内部の不祥事のネタ)を
引き継いで元監察の上司を脅したはずなのになぜか
地方の駐在所に左遷された主人公、暴対法導入前の
ヤクザ同士の抗争の後始末でピリピリしている現場
から外れた田舎で巡査として地味な日々を送ってい
たが、抗争の実働部隊が工事関係者に紛れてコンタ
クトを取ってきた、好むと好まざるを問わずに次の
抗争の火だねを抱える事になる

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2025年11月21日

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