【感想・ネタバレ】暗殺者の飛躍 下のレビュー

マーク・グリーニー / 伏見威蕃

[ブクログ · ★★★★★]

下巻では中国人ハッカーを保護するもラオスで離ればなれとなる。

その後、なんとか所在地を突き止めるもそこはマフィアの巣窟で、そこに中国共産党軍とロシアのチームが突入してくるという混沌とした状況に。。

前作までと違って、追いかけられることはなくなりましたが、それでも面白さは健在です。
展開が早くていい。

[ブクログ · ★★★★☆]

ラストまでテンポは落ちることなく、グレイマンｖｓ中国特殊部隊ｖｓタイギャングの闘いが続く。
相変わらず映画のワンシーンの様な視覚的なアクションシーンは読みごたえがあるし、2重3重の捻ったプロットも完成度が高い。

ただ、今回は三つ巴の一端であったSVRがそうそうに殲滅され、生き残りのゾーヤとグレイマンの、刹那的とはいえロマンスが発生するというのが意外。
他の小説と違って孤高の立場を貫いてきたのに…。

ま、今後の強力なパートナーとしてグレッグ・ルッカのキーパーシリーズみたいになればそれはそれで面白いかな？
そして早くもCIAとの不協和音、今後の展開が楽しみ。