【感想・ネタバレ】ムーンライトマイルのレビュー

あらすじ

上映中のプラネタリウムで彼女に浮気を咎(とが)められ派手に振られた大地(だいち)。学芸員の昴(すばる)にきつい皮肉を浴びるものの、なりゆきで科学館でアルバイトをすることになる。昴は大人しげな見かけに反して気が強く厳しい。そんな彼に最初は苦手意識を持つ大地だが、天文一筋で誠実ゆえに偽(いつわ)りのない昴を知るほどに惹かれてゆく。その視線の先に別の誰かがいると気づいた時にはもう後戻りできないほどに――。年下攻星屑(ほしくず)ロマンス。

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オールトの雲のスピンオフ

あの小さかった大地が!?くそヤリチンに成り果ててしまい、さらに歳上の男の人を好きになるって!?いろいろ衝撃だ。
オールトの雲を読んでなくても全く問題はないけど、作中に、当たり前のように兄太陽や流星が出てきて、しかも訳ありの2人のような描かれ方をしているので、なんだ?って思うかも。
大地が愛したのは、歳上の天文館の学芸員。幼なじみの男にずっと片想いをしている人だった。
一途なワンコになって歳上に甘える可愛い大地が、いっぱしの男になろうとしてるのが微笑ましかった。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作は未読で、偶然書店で手に取った作品。個人的に文章が読みづらいと感じたけれど心理描写や小物づかいにぐいぐい引き込まれていった。ずっと幼馴染を想い続ける昴と、そんな昴を好きになった大地の、お互いの気持ちを尊重しながらすごく大事に大事に関係をすすめていく感じに思わず涙ぐむシーンが何度もあった。
前作も読んでみたいと思う。

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2012年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「オールトの雲」スピンオフ この作中に出てくる太陽の弟×流星の友人

フリーター・大地×学芸員・昴
この作家さんの風景や小物の扱い方が好き。
今作の大地の軽さは、若干嫌悪感があるけれど、若さ故だとしてスルー。
この恋でいい男に成長するのでしょう。

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2012年09月25日

ネタバレ 購入済み

かわいい

かわいいお話。
オールトの雲のスピンオフ。あの大地が…と、少し親目線で読んでしまいました(笑)
まさか、昴と大地が⁉︎と最初驚きましたが、読んでいくうちに、ナイスな2人かも!と思うようになりました。2人とも、自然体なのがいいのかもしれませんね。

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2022年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オールトの雲のスピンオフだと読みながら気づきました。
チャラ男がツンデレ年上攻に片思いというお話で、このお話は
嫌いじゃなかったです。
正統派片思いものというか、珍しくBLっぽいです。
受が攻に惹かれていく過程がそれなりにじっくりと書かれており、
いきなり好きになる、という展開じゃなかっただけでも花丸もの。
とはいえ、相変わらず意味不明ななし崩しセックスは外せない
のね……と思いはしたのだけれど。

オールトのCPが苦手だったので、こちらはほっとしました。

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2013年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじすら読まずに作家買いしてしまったので、『オールトの雲』のスピンオフだって読み始めるまで気付かなかったよ…おバカさん。

女にだらしない攻と性格のきつい年上受だと知り、なんかどっちも好きになれそうな気がしなくてしばらく暖めていました。
年下攻の大地はあの太陽の弟くん。それがどんな酷いチャラ男に育ってしまったのかとビクビクしてたら、思ってたのと随分違った。確かに女にだらしないww なんか良くも悪くもおおらかな子。子供で、本気で人を好きになったことがないから、あんなだったんだろうな…。でも意外とちゃんとしてて、愛されて育った健やかな匂いがする。兄の太陽と流星の関係に薄々気が付きながらもそっと知らぬふりをしてきたり、いつか打ち明けられたら、きちんと受け止めてあげようと決心していたり、物事の受け止め方が素直でいい子やな~と読み進めるうちにかなり好意的にチェンジww
昴に恋してからの大地には予想以上に感情移入してしまった。
それで諦めるから最後に抱かせてってするセックスのなんと哀しいことよ。
キスしたくてたまらないのに、我慢して自分の手の甲に口づけた時は不覚にもうるっときてしまった。
抱き合った後、お互い背を向けて、このまま真っ直ぐ進んで、また昴と真正面から出合うためには地球をまる一周しなければならない…だなんて、なんて遠い。近くにいるのにこんなにも遠い。悲しいのに、この作品の中ですごく好きな場面。
大地は思ってたよりかなり素敵な子だったんだけど、昴がな~…。性格がきついというより、無神経なのかなと思った。大地に自分を重ねて見ているわりには、かなり残酷だった気がする。ズルいのは決して悪くないけど、自分に正直になる余り相手への配慮が足らん。失って初めて気付く大地の存在の大きさに、もっとなりふり構わず追いすがるぐらいの本気が見たかったけど、大地が昴を好き過ぎてあっさり許し過ぎww

好き嫌いは分かれるみたいだけど、私は『オールトの雲』が大好きで、この作品もあの空気感を上手く踏襲している。心にメモしたくなるような、胸をつくフレーズがいくつもあった。

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2012年10月08日

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