【感想・ネタバレ】日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集のレビュー

あらすじ

人間のユーモアと機知とエロスに満ちた野蛮な魅力そのものが生き生きと語られる、「瘤取り爺」の原話等古来よりの説話100余篇を収録。「日本霊異記」「宇治拾遺物語」「発心集」は新訳で。

解説=池澤夏樹
解題=小峯和明
月報=高樹のぶ子・朝吹真理子

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あんまりおもしろいので、もう少し、もう少しと読み進んでしまい寝れなくなる。
伊藤比呂美訳が面白く、ドライなところが素敵。
福永武彦訳はとても読みやすく、するすると入ってきます。
町田康訳は異様に親しみやすいのですが、時代背景や流れを考えるとなるほど、こうなるなという……
ストーリーの妙をストレートに楽しめる妙訳ばかりでした。

0
2016年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どの説話もとても面白かったです。「瘤取り爺さん」のように私の世代の人ならだれでも知っている話も収録されていました。昔は日本人は性に対して開放的であったことがうかがいしれました。なにより笑ってしまったのは『宇治拾遺物語』の町田氏の訳文です。大阪弁のどぎつく、汚いことはなはだしい。「新妻が平仮名の暦を作って貰ったら大変なことになった話」ぶっ飛んでいます。ハチャメチャが楽しいです。でも、宇治って京都ですよね。この際そんなことは気にするな、って言われそうですが。『発心集』は仏教そのものですね。

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2016年04月16日

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