あらすじ
突然ウタのスマホに入ったSOS。どうしても気になったウタは薫瑠のもとへと駆け出し、彼女が感じている息苦しさを知る。一方、隠していた想いの一端を吐き出せた薫瑠は、改めて、自身の問題と向き合う決心をし…
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展開は好き嫌い分かれるかもしれません。甘い百合ではないし、どうしてこうなっちゃうかなー、って思うところもあると思います。
でも、限りなく現実ってこうなるよなって感じ。一緒に暮らせるだけハッピーエンド。
Posted by ブクログ
ウタちゃんの片思いがようやく終わって、それを見届けられて良かった。初回限定版で見られるエピソードは電子書籍版で別売りされていたので、合わせて見たけど、2人の幸せが詰まっていただけに最終巻と一緒にして欲しかったなぁ。
Posted by ブクログ
全巻通した主題は、人が抱える間違いや欠点、その原因である心に向き合うことでしょうか。ウタや薫瑠をはじめ薫瑠の母に至るまで、みんながみんな何かを間違ってしまっていて、それでも何とか折り合おうとします。
一つ一つの行動を取り上げると必ずしも褒められないキャラたち―璃沙子はその最たるもの―が、自分に対しても他人に対してもどうにかして向き合おうとしている姿は尊い。その尊さは、恋愛を主軸としつつ、恋愛以外の部分でも相似的に描かれています。
絵柄は1巻のほうが繊細で個人的には好きです。でも、この7巻の少し力強くなった筆致はウタや薫瑠の内面に呼応するようで、しっくりきます。
初回限定版小冊子は、まさに致死量超え。この小冊子に至るまでの過程を読みたい気持ちが大きい一方、本編はいいところで幕を閉じたので余計もどかしいです。
5巻までは良かったが……
前巻と違ってようやくウタサイドの話と思いきや、結局大半が薫瑠の昼メロで心底つまらない。
更に過程を省いて最後にくっついたという結果だけ見せられるという、締めの雑さも気になる。