あらすじ
定年が近づく父、専業主婦の母、仕事を辞めた息子に学費のかかる娘……。老後や将来への不安から、山田家は顔を合わせればケンカばかり。しかし勇気を持って踏み出した先には、めくるめく財テクワールドが待っていた! 目標額は三〇〇〇万。崖っぷち中流家族の奮闘がここに始まる!
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Posted by ブクログ
一般的なサラリーマン家庭の奮闘を描いた本小説。著者は開発コンサルタントということで、海外(ベトナム)の話も出てきます。うつ病になって新卒就職後に1,2年で辞めた息子、大学生の娘、ポストオフまじかな夫、専業主婦の妻が介護や老後、将来を現実的に考え奮闘していきます。
老後資金をためる方法も勉強になりましたが、印象的だったのは、下記5点です。
①損しないためには金融リテラシーが必要ということ、
②公共のサービスを研究すること
③社会とのつながり(人と人の関係)が重要であること
④「悲観は気分、楽観は意志」by哲学者アラン
軽快なテンポなので面白く、すっと読めますが、色々勉強になる1冊でした。